Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

映画「この世界の片隅に」(2016年) blu-ray到着

f:id:MasaruUruwashi:20170915000059j:image

 祝、発売。

 色々悩んだのだが、結局はblu-ray通常版を購入。特典映像は観たいっちゃ観たいが、何度も観るかというと難しいところなんだよな…というのがあるので、通常版。音声はDolby True HDの5.1chを採用している。

 興収10億超えたら長尺版を作るという話があったのを見かけた記憶はあったのだが、どうやら8月から今作とは別物として制作を始めたらしいという情報もあるので、そちらでは4k版が出ることを期待したい。片淵監督のTwitterによると、当円盤版は劇場公開版を半年以上かけて7月までブラッシュアップ作業をしたものという事。これはこれで、完成品なのだ。

Apple新製品を見て思う事

iPhone 8/8 Plus

前モデルiPhone 7/7Plusからの順当進化。もっと言えば4.7/5.5 inchが始まった6/6 Plusから基本的に変更無し。

安定を求める人向け。

 

iPhone X

Appleが提案する将来のiPhoneの方向性。

変革を求める人向け。

 

Apple Watch Series 3

GPSを搭載した前モデルに加えて、LTE搭載により単体でも運用可能(LTE運用時のバッテリーは期待してはいけない)。

 

俺は今iPhone 6s Plusを使用しているけれど、8 Plusがピンとこない。そりゃ防水・防塵にFeliCaは良いが、それだけなんだよな。液晶サイズや解像度など画面周りの基本スペックは変化無いので実使用でも変化はそうなかろう。若干重くなるし。

むしろiPhone Xは全体のサイズが小さくなるし、重量も軽くなる。画面サイズも5.8inchに拡大。解像度も上がる。個人的には安定より変革を望むので、全てにおいて8 Plusよりも魅力的。ネックは金額だが、2年は使うし、毎日それなりに触るであろう事を考えると大して欲しくない8 Plusに¥106,800を払うより欲しいXに¥129,800払った方がマシ。

Apple Watch Series 3は微妙。GPSLTE機能はあればありがたいけれど俺には不要。もっとバイタルデータを取りたいのだ俺は。そういう意味ではSeriesではない無印Apple Watchを1年半使ってる俺はまだ我慢。バッテリーがヘタって買い換えるとしてもCellulerモデルは選ばないだろう。

残念なのはドコモから機種変更特別割引クーポン券(¥5,400分)が来たのだが、期限が10月末まででiPhone Xの発売日が11月3日なので使えない事。

機械への「好き」の度合いを計るには

物でも機械でもメーカーでもなんでもいいのだけれど、「それが好きである」という事を計る一つの尺度として「(トータルで)いくらのお金を出せるのか」というのはあると思う。

 

「お金がすべてではないけれど 機械への気持ちはやはり 金でわかる その機械に対しいくらお金を出せるか それが機械への愛情だ そこいらの女のコみたいに愛の言葉だけでは機械は応えない 愛があるから食費をつめ お金を出す そして金を出すからプライドも生まれる」(湾岸ミッドナイト C1ランナー11巻)

どんより気分

 春のクソめんどくさい経験から、あまり細かい仕事の話はしたくないのだが、黙っていても気分が悪いわけで。

 合議制は必ずしも悪ではないのは周知の通りだけれど、良い意味でも悪い意味でもグイグイ進める独裁者がいないので、動いていないわけではないけれど、どこまでアクティブなのかという意味ではまだまだ不十分な点も見受けられたり。

 「なんでお前は上から目線なのか」という点に関しては、俺が今所属している組織を一歩引いて見てるからだと思ってる。愛社精神とか帰属意識とかそんなものは薄く、行くあてがあるのならば他に行ってもいいやくらいに思ってるからこそ、俺なりの冷静さで内情を見た印象を元に判断してる。

 最初に方向性が決まっていてそれに合わせた人員を集めた組織と、人数が集まってから方向性を決め始めている組織では、どう考えても後者のほうが難易度高かろう。

 俺はあくまでリーダーの1人なのでそれでも面倒だという気持ちしか無い。そもそもリーダーなんてのはやる気があり、かつ適性がある奴がやるべきなのだ。表立ったやる気は無く、技術話が少しできる古株、というだけで任されるのは他に適任がいないという事実を考慮しても嬉しくはない。

 ただ、それなりのポストについたとしたら、それなりの結果を出そうとは思うタイプなので、ほどほどのポストで適当にやる事自体は嫌ではない。同時に上の方々に歯がゆさを覚える事もある(自分の棚上げは得意)ので、そこをどう解消するかが問題になるが。

 理想を追い求めるのならば偉くなるしかないけれど、偉くなったとしてもカタチだけの理想で中身が形骸化してしまえば意味が無いとも考える。中身を作って理想に持っていく事もまた難しい…。

DQ XIを遊んでRPGを少し振り返る

 PS4版のDQ XIを引き続き遊んでる。

 シンボルエンカウントの良し悪しは前に書いた通り。なかなか襲ってこないモンスター相手に、先制攻撃を仕掛けて襲いかかる勇者一行もようやく少しずつ慣れてきた。

 遊んでていて感じるのは、キャラクターボイスが無い事の良し悪しだろうか。

 声があるとキャラクターが独立してると感じるし、プレイヤーの見えざる手によってキャラクター達の行動を決める事でストーリーを観客目線で見える。使い古された言葉で言えば、インタラクティブ性のあるドラマや映画みたいなもの。

 声が無い場合も基本的には同じだが、キャラクターの声を想像する余地が生まれる。そして声が無い事でプレイに没入できるメリットはあるかな、という気がしている。BGMとSEのみだと、これに音声が加わるよりも集中できるてるなと個人的な実感がある。

 キャラクターに声が無い事で、キャラクターが必要以上に出しゃばらずストーリーに集中できるんじゃないか。ストーリーに沿ってキャラクター達が盛り上がっても、プレイヤーである自分がついていけずに置いてけぼりをくらう作品もある。

 キャラクターに声はあるがストーリーにも集中できるRPGとしては「いけにえと雪のセツナ」も入るのではなかろうか。雪の世界で、BGMはピアノ曲のみ(ほぼ全部)、音声は戦闘中だけだったかな。というシンプルさが逆に個性となってる。こちらも現在プレイ中。時間が足りない。

 あとはまぁ、カットシーンの多さだろうか。ドラクエと言えど要所要所でカットシーンが入るのがなんとも複雑。VIIIの時はカットシーンが多かったのか少なかったのか思い出せない。軽く12年は前だからな…。

 でも、洞窟で竜と遭遇して逃げ出す時はコントローラーを操作したのに、馬で転送装置のあるほこらへ逃げ込むシーンはムービーだったり。この演出の違いはふーんて印象。

 あくまでプレイ途中の印象なのでまず一度クリアするまで全体評価はなんとも言えないが、面白いことは面白い。

考え方次第で印象は変化する

 例を挙げれば日本ユニセフ協会だろう。

 周知の事実だろうが、寄付金の全額がユニセフに行くわけではない。おおよそ80%ほどだ。ユニセフに行かない20%は活動費(事務とか宣伝とか他色々の経費)として消える。

 2016年はおよそ177億円のうち約80%の144億円がユニセフへ送られた。

 これをどう思うかなんだよな。確かに約30億円はその数字だけ見れば額が大きい。しかしそれはマクロな視点でしか物を見ていないわけで。

 ミクロな視点で物を考えてみれば、例えば個人が1,000円募金したら200円ロスする代わりに800円は確実に届くとも言える。

 それでギャーギャー騒ぐお前さんはいったいいくら募金しているの?と聞いてみたいところではある。例えば10万円募金したら2万円は届かないわけで、それに怒るのは理解できる。でも1万円なら2,000円だし、上述したように1,000円なら200円のロスだ。そこに怒っているのであれば「あ、そうですか…」としか俺は反応できない。

 つまり、怒るのは高額な寄附をしている人か、全額届くと思い込んでいた人のどっちかだとは思う。前者は金額が少なくないだけに怒る理由は理解できるが、後者の理由で怒る人はロスする事を周知徹底すべきだと日本ユニセフ協会へ言及する必要はあるし、ロスに拒否反応するご自分は黒柳さんの口座に直接入れるしかないよね、と。ただ、ロスするという事を周知徹底するにはやはり宣伝等の諸経費がかかるわけで、結局約20%ロスするのは今のところどうやっても避けようがないんじゃないかと思う。

 自分にとって直接関係ある事に怒る事と、直接関係ないけれど怒る事は違うよなぁと思う今日この頃。どちらにせよ声の大きい人は目立つけど。

 ただ、思うのはそういう声が出ている原因はなんなのか自分の目で確認すべきでは、という気もしている。簡単に言えば、誰かが言ってる事実を鵜呑みにせず、団体の収支報告を見ればわかるよね、という話。事実を言ってるだけで内実を考慮していないケースも少なからずあるからな。

好きか嫌いかで言えば、好きになりにくいPS4版ドラクエXIのシンボルエンカウント

f:id:MasaruUruwashi:20170910203251j:image

 シンボルエンカウントで敵に気づかれる前に仕掛けると戦闘前に先制ダメージを与えて戦闘に突入。

f:id:MasaruUruwashi:20170910203258j:image
 左のやつが個人的に問題のキャラ「ズッキーニャ」。表情がイカしてる。
 こいつを倒すと…

f:id:MasaruUruwashi:20170910203302j:image
 こうなる。自分の槍が刺さって死ぬ。
 改めて試してみて気づいたけれど、この倒されるシーンは1秒未満くらいで時間的には長くない。おそらく戦闘のテンポも有るから長時間表示しない配慮はされているようだが、例え一瞬でも目に捉えてしまうと俺の中ではおよそドラクエとは思いたくないエグいシーンにも見えてしまう。それは俺がドラクエに対して勝手に持っているイメージがあり、それとの不一致で違和感になるだけの事とも言える。

 シンボルエンカウントって事は自分から先制攻撃を仕掛けて、モンスターを殺戮してアイテムやお金の略奪が目的だろう。という認識もあるので。

 他のRPG、例えばFF XVもオープンワールドだからシンボルエンカウントだけれど、モンスターは凶悪そうなデザインなわけで殺す事への抵抗は比較的少ないんだが、ドラクエの凶悪ではないある種の牧歌的なデザインのモンスターだと逆に妙な生々しさを俺は感じてしまう。多分、殺し足りないんだろうな。だから慣れていないのだろうとは思う。

 なぜか今回のドラクエXIに関してだけ変に拒否反応が強くて、自分でも上記の理由以外よくわかってない。謎。

 ドラクエVIIIの時はここまでのものってあったかなと考えたのだが、最後にプレイしたのは12年以上前だから思い出せない…。

 オープンワールドシンボルエンカウントはある種当然なので(ランダムエンカウントで戦闘画面への切り替えなんかしたらフィールドへ戻る時にもけっこうな長時間の読み込みが発生してしまう)、解決策は難しい。グラフィックの質を落としてメモリ容量を削減し、フィールド用と戦闘用でオンメモリにできるならそこそこ切り替え早いかもしれんが、そうなるとゲームデザインの段階で考慮しなくてはならなくなる。

 なんとも言えない後味の悪さを感じながら、俺は慣れるまでこのズッキーニャをひたすら殺し続けるのだろう。多分。この先も同等以上のシーンを見ても続けられる耐性をつけないとクリアなんてできねぇ。

 ゲーム全体としては面白いだけに、自分にとって引っかかる箇所が逆に目立つ。

良いものは全て似ている気がするし、良くないものはそれぞれの形で似ていない気がする

 「全ての幸福な家庭は似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である。」と言ったのはトルストイだっけか。

 歌の上手い下手も似ているような気がする。

 上手い人達は格の違いはあれど、上手いという方向性では同じだ。しかし下手な人達は色々な理由で下手だ。リズムやテンポが合っていなかったり、ピッチや音程がおかしかったり。

 配信でランダムに適当な曲を再生していると色々な発見がある。上述したように歌の上手い人となると感動するし、下手な曲を聴くとなんで下手なんだろうかと考えたりもする。まぁ大体は曲と歌手の実力がマッチしていないのだという結論になるのだが。決まった曲に対して、抜擢された歌手の実力不足ではないか、と。これが先に歌手ありきならばある程度、歌手の実力に合った曲を作る事は可能だろう。

 しかし時として不思議なバランスの上で成り立っている曲だってある。イラッとくる曲も当然あれば、クセになる曲もあり、それらを知るのもまた楽しいと思う。 

ため息

俺個人としては組織の一員としてのリテラシーが低いのを自覚しているけれど、コンピュータ・リテラシーという意味では組織の上から数えた方が早い位置にいるのか。もしかして…。

2017年のKEK一般公開日

今日はKEKが一般公開する日なので、友人を誘って朝7時過ぎにつくばへ向かって出発。到着は予定時刻の9時丁度。

最大の目的は本日行われる4つの講演を全て聴講する事。

だったのだが、KEKで不要になった資料達の古本市があり、気がついたら気になるものをひたすら買い漁る事に…。

f:id:MasaruUruwashi:20170903205130j:image

下の紙袋が俺の購入した14冊。上は友人購入の18冊。俺はこの後に7冊を追加購入して合計21冊買ってしまった…。

今回の買い物で改めて俺は純粋数学や物理学よりも、コンピュータを利用した何か(システム)の方が興味が強いと改めて自覚。

で、講演を全て聴いて思ったのは、来場者は普通の人も多いのだなと。

席に座っておきながら講演が始まる頃には寝ていて、ほぼ話を聴いていなかったにも関わらず終わったら拍手してる輩がいたり、ホール内での飲食や撮影は禁止なのにしている輩がいたり。

一般人だからルールやマナーなど無い。

基本的に若い奴なんかは決まり事を知っていても意図的に守らない奴が多い印象だが、年寄りはルールやマナーについて関心がないため知らぬ存ぜぬで、そもそも話にならん印象が俺の中である。

これはどうしようもない。なにしろ「一般公開日」なのだから、ルールやマナーの遵守をお願いするしかない。悲しい。

で、KEKスパコンが今月いっぱいで退役という話を聞いたので見納めせねばならぬと、講演終了後に計算機科学センターへ。

そこで解説員と取得したデータをネットワークに繋いで世界中で計算資源を共有しているという話題で話が盛り上がるなど。これが超楽しくて、自分の会社や出向先の会社では味わえない技術話で久々に嬉しくなった。レベルの高いとか低いじゃなく、単純に会話のチャンネルが合いやすいってこういう事だよなと。職場じゃ仕事の話ばかりで技術の話なんて基本的にできないからな…。話を振っても大抵「よくわかんないです」て返ってくる。話題を振っても振られても何かしら返して会話のキャッチボールが続くのは本当に楽しい。…そう思うと現実が悲しくもあるのだが。

で、スパコンを拝みに行って来た。

f:id:MasaruUruwashi:20170903212447j:image

f:id:MasaruUruwashi:20170903212508j:image

IBM BlueGeneがお目見え。素晴らしいね。

f:id:MasaruUruwashi:20170903213434j:image

BlueGene/Lのプロセッサ。Power PC系だっけか。

 

f:id:MasaruUruwashi:20170903212930j:image

f:id:MasaruUruwashi:20170903212949j:image

こちらはHITACH SR16000が。POWER 7搭載マシン。

 f:id:MasaruUruwashi:20170903213116j:image

POWER 7自体はこんな感じ。ヒートシンク一体でずっしりと重く、持った感じは軽く1kg以上かも。

 f:id:MasaruUruwashi:20170903213309j:image

液冷で基板がじゃぶじゃぶと浸かっている装置も有り。

 f:id:MasaruUruwashi:20170903213941j:image

f:id:MasaruUruwashi:20170903214002j:image

過去に使用されたストレージ類。

開催時間の9:00〜16:30までフルに参加したのだけれど、楽しい時間はあっという間すぎて今から来年が楽しみ。

戦闘妖精少女 たすけて! メイヴちゃん

f:id:MasaruUruwashi:20170901195432j:image

 2005年当時の本作でも「アニメの製作本数が多い」というセリフを言っている。12年以上経過した今もその状態が続いてるのだから、業界関係者の頑張りには敬服するしかない。

 内情はどうあれ、回っていられる状態ではあるのだろう。外野としてはペースダウンしたり、止まったりしたら死ぬのでは…という気がしないでもないが。

 で、この作品。今となっては当時よく商品化できたなという印象しかない。

 当作品の位置付けとしては「戦闘妖精・雪風」というハードSF作品を原作に持ち、物語は独自の解釈にしたとは言え映像化にこぎつけたOVAがあり、そこからのスピンオフとして製作された。

 ハッキリ言って、ストーリーはあって無いような物だ。映像面でも主要キャラ以外は背景とみなしてよい。主要キャラも絵が安定しない所がある。

 数少ない楽しめる点としては

・声優が豪華(水樹奈々大原さやか清水香里中原麻衣沢城みゆき若林直美有島モユ岩田光央)

・台詞の中に原作者である神林長平の他作品ネタがチラホラ見受けられる

 くらいだろうか。

 OVAが硬派な雰囲気だっただけに、対照的におちゃらけた作品だ。しかも中身は無い。ファンアイテムとしか言いようがない。ファンの中でも更に人を選ぶ。これの内容を見て買う決意をする人はよほどの変わり者だろう。むしろ出せば無条件で買うくらいのファン向けだと思う。今から振り返れば当時新品で買った人は気が狂っていたと思われても仕方がない。もしくは何かに取り憑かれていたか。

 興味がある人だけ見ればいい。どう思うかは保証しかねる。

探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK

f:id:MasaruUruwashi:20170831230739j:image

まずは神宮寺三郎シリーズ30周年おめでとうございます。

25周年がパッとしない印象だったので30周年作品が発売されて嬉しい限り。

作品ごとに洋子くんのキャラデザが違うのも今や特徴の一つだよなぁと。自分の好きな洋子くんが見つかるはず。

サントラ発売して欲しいです。過去作のサントラは未だに聴いてる。

俺と音楽CD. Bob James「joy ride」

3

f:id:MasaruUruwashi:20170831220001j:image

 Bob James「joy ride」

1. Take Me There

2. Raise The Roof

3. It's All Right

4. Swingset

5. Joy Ride

6. What's Up

7. Fly By

8. The First Time

9. Strollin

10. Sweet Talk Me Now

11. Trade Winds

12. Bisso Baba

 予想した通り前回から日が経った。

 今回はボブ・ジェームスの「Joy Ride」の話。

 今はロックインジャパン開催地ということで茨城県ひたちなか市の認知度はそれなりにあるけれど、ロッキンの前にはオーシャンブルー・ジャズフェスティバルというフェスをやっていたのを覚えている人はどれだけいるだろうか。うろ覚えだが多分、7〜8回くらいやっていたと思う。

 俺が小学生の頃だろうか。第一回を行うというのを勝田祭りで知り、ジャズどころか音楽のおの字も知らないクセに興味だけ抱いたのは覚えている。しかし小学生にはチケット代なんて買えるわけもなく、なんとなく行きたいだけの理由で親にねだるわけにもいかず、ずーっと行けずじまいだった。

 転機が訪れたのはジャズフェスティバル開催最後の年。当時の俺は高校二年か三年の頃。33歳を過ぎた今も付き合いのある友人(*1)が「チケット余ってるんだけど、行かないか?」と誘ってくれたのがきっかけだった。

 その事は今振り返っても感謝しか無い。あれがあったからこそ音楽面で今の自分があると断言できる。真夏の晴天の中、夢中で聴いた記憶はハッキリしている。まぁ、具体的な内容までは覚えていないが。

 その中でも二組だけ名前と当時見たという記憶が今も残っている。それが今回のボブ・ジェームス トリオと、トランペッターの日野皓正だ。

 日野皓正は炎天下の中、顔を真赤にしながら物凄く鬼気迫る演奏だった印象しかない。

 ボブ・ジェームスは登場してから退場するまで演奏した曲全てにおいてとにかく衝撃的だったとしか言いようのない印象が残ってる。その影響で秋口から新年明け頃までの半年未満、独学で自宅の電子ピアノを練習したりした。

 とにかくフェスで聴いた曲を思い出したくて、しかし曲も曲名もわからん。目についたボブ・ジェームスのCDを買ったのが今回のCDとなる。購入は2002年頃だと思う。

 結論を言えば、ジャズフェスティバルで聴いた曲は無かった。音楽ジャンルとしてもジャズではなくフュージョンだ。しかし曲は俺好み。そうして俺の中でフュージョンへの扉が開いた事になる。そこからボブ・ジェームスをちょこちょこチェックしたり、リーダーを務めるFourplayのCDを買ったり。もちろんFourplayも大好きだ。

 現在はフュージョンからジャズへ回帰し、拡げたりしているので、そういう意味でもボブ・ジェームスは俺の中のフュージョン・ジャズ好きのルーツと言える。当blogのタイトル「Morning, Noon & Night」というのも彼のアルバム名から来ている。

(*1)この友人は俺にオーディオの道へ引き込んだ張本人でもある。俺は最初カーオーディオを軽く、というつもりだったが、その後いつの間にやら本格仕様になり、とうとう自らホームオーディオの世界へ踏み込んでしまった。

 

BOB JAMES | artist | musician | legend

違いはなんだ。

声優の米澤円が結婚&妊娠報告という事で、それ自体はとてもめでたい。

相手の一般人男性はどうやって知り合ったのかがとても気になるところ。どうせ「ご縁」なんだろうけどさ。その「ご縁」を引き寄せる「運」はどこから来るのだろう。

羨ましい気持ちが無いわけではないだけに、何が違うのか、何が足りないのか純粋に知りたい。

結婚したくないわけではないが、平日の職場は同性しかいないし、休日は出かけたい時に出かけたい場所にしか出かけないので異性と会う機会なんて基本的に無いからこそ余計気になる。

今月何枚目だ…

「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」五味康祐

今月も終わりというのにまたCD購入。 

f:id:MasaruUruwashi:20170830185421j:image

ジェニファー・ウォーンズ「THE HUNTER」

まずオリジナルである1992年発売のCD版。