Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

徒然とSTG

 ケツイDL版を購入して、PS4はディスク版との共存ができない事を初めて知った。ちぃ覚えた。

 STGは他ジャンルと違ってプレイ時間が短いので短期集中で遊べるのが最高。弾幕STGはなおのこと終始気が抜けないから鍛えるのに良い。ただ、体調の影響を受けやすいジャンルでもある。

 STGは色々言われるジャンルになって久しい。弾幕STGの登場によって普通のSTGは駆逐されただの、一見初心者お断りになっただの。それは結果論の一つとして正しいとは思う。しかし、それだけではないとも思っている。

 熱心なゲーム好きほど遊びごたえある方に行くのはジャンル問わず必然だ。それは弾幕STGに限った話ではない。格闘ゲームだってより強い対戦相手を求める。本質的に変わらない。相手が対ゲームであるか、対人であるかくらいの違いしかない。

 一見さんお断りにしても、それは個々の食わず嫌いでしかない。一度でも遊んでみれば分かるが、当たり判定が小さいので適当に動かしても結構回避できる事は少なくない。まぁ、見た目が美味しそうに見えない料理は食べる気はしないだろうけど、見た目と内容が一致しないのは現実でも結構よくある話。

 ここまではゲームとしての見た目と、ユーザー側の一方的な心理的障壁の問題。何度も書くが他ジャンルでも同じ事は大なり小なりある。

 もう一つの問題は弾幕STGと比して普通のSTGの新作がほぼ出ていない事。

 弾幕STGに否定的なSTG好きの人ほどこの問題をどう思ってるんだろう。弾幕STG好きがSTG好きの中で少数派ならば、なぜ普通のSTGの新作が出てこなかったり盛り上がらないのか。

 個人的な見解としては、弾幕STGは作る側も遊ぶ側も熱意の平均温度が高く、普通のSTGは少なくとも遊ぶ側の熱意の平均温度がそれに比べて低い。加えて縦STGに横STGなどゲームが多様でそれぞれに好きなユーザーがいる。逆に弾幕STGは縦STGが基本でフォーマットは決まっているとも言える事。つまり、弾幕STGは狭く深く掘り下げた結果、一定の固定ファンを獲得および維持できたため生き延びたとも言える。普通のSTGは盛り上がりに欠け、加えてビジネス的にお金にならない。変化や進化が小さかったため特に何も変わらなかったのかもしれない。

 弾幕STGの簡単にクリアできないというのも裏を返せばゲームとしての寿命が長いと言えなくもない。簡単にクリアできない伝説のゲーム、みたいな事を言っておけば知名度は残るし、好奇心でとりあえず手を出してみる人もいるかもしれない。誰にも語られないゲームは知名度も低いので遊ばれる可能性も低くなる。知らないゲームは遊べない。

 適当に連々と書いているうちに思ったが、普通のSTGとの差別化をしていくうちに独自進化を遂げたと思えばSTG弾幕STGはやっぱり同じであり違うものだと。飛べる鳥と飛べない鳥くらいには違う気がしてきた。

 なんにせよ、ケツイは面白い。特に今作は力の入れようが半端ないので制作陣の熱意どころか頭のおかしい部分がよく見えると思う。正気じゃない(褒めてる)。

 同じ基板の怒首領蜂 大往生もM2ShotTriggersで移植して欲しい。シリーズ出るたびに買い続ける事で順番が来るのを待つよ俺は。