2018年を振り返る - CD編
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
正直、今年は計画通りにいかなかった。購入計画としては2桁目標だったのだが、蓋を開けてみれば昨年の121枚に匹敵する今年110枚。差は10%程度しかない。おかしい。
購入したCDは全て最低一周は聴いたつもりだけれど、その中から個人的に印象に残っている作品をいくつかピックアップ。
坂本美雨 with CANTUS「Sing with me」
KOKIA「EVOLVE to LOVE - 20 years Anniversary BEST -」
HALIE LOREN「LIVE AT COTTON CLUB」
HALIE LOREN「They Oughta Write a Song」
松田聖子「SEIKO JAZZ」
鼓童「Heartbeat Best of KODO 25th Anniversary」
中谷美紀「私生活」
2018入手CD_27(12月)
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
結果的に2018年も100枚超えてしまった。
∀GUNDAM ORIGINAL SOUNDTRACKS II「DIANNA & KIHEL」
林原めぐみ「VINTAGE S」
村治佳織「アランフェス協奏曲」
埼玉最終兵器「LOST CHILD ORIGINAL SOUND TRACK FROM S.S.H SIDE-B」
Rita「星ノ雨II」
Bill Evans Trio「PORTRAIT IN JAZZ」
欲しかったが購入していなかったので、この機会にMQA-CD版を購入。
Azur「CONNECTION」
Azur「ENTERPRIZE」
鼓童「HeartBeat」
今月10枚
合計111枚
老人の延命措置は難問
身寄りのない生活保護の老人に、助かる見込みがほぼゼロにも関わらず延命措置。結果として死亡。かかった費用はン千万円。
難しい。感情を排して考えれば、助かる見込みがほぼ無い人を無理に延命させる必要があるのか。
事実として
・経済にプラス寄与している老人は少ない
・主に年金(税金)で生活している
・老人は増える一方
・税金を収めている側の人は減る一方
・現行システム維持のためには税収を増やすしかない(増税)
などなど。
感情的に「老人を殺すな」と怒る人は一定数いるとは思うけれど、「じゃあアンタがお金を出してやれ」と言って「わかった出す」にはそう簡単にならないんだよね。直接助ける側や、コストを負担する側にもなりたくないが、ただただ「老人を助けろ」と声だけ上げる。行動しないで理想だけ語る人が目立つんだよな。
諸外国ではお金が無ければ治療を受けられない。実にシンプルかつ公平だ。逆にみんな平等に治療を受けさせようとしたら、莫大なコストを治療を受ける必要の無い人たちが負担しなければならない。少なくとも過半数の人々がそれに対して納得しているのかどうか。
感情的・道義的に動き続けると、結果的に払いきれなかったコストのツケが自分たちに返ってくる。「自分」ではなく「自分たち」だ。他人を巻き込んでしまう。そういう事への話が無いんだよね。
個人的には助けるな、というところも違うとは思うんだけれど、人はいずれ死ぬわけで。早いか遅いかの違いのみで、それ以上でも以下でもない。じゃあ適切な死ぬタイミングってなんだよ、と。助かる見込みが無いならば、そこで終わりとも言えるが、延命措置をしたら代わりにいつがそのタイミングなのか提示できるのか否か。提示もできなければそれはそれで無責任にも思える。
延命措置のコストを背負わず、いつが死に時かも提示できないのに、死なせてはならんと声だけ上げる。少なくともそれが正しいと俺は全く思えない。
徒然とSTG
ケツイDL版を購入して、PS4はディスク版との共存ができない事を初めて知った。ちぃ覚えた。
STGは他ジャンルと違ってプレイ時間が短いので短期集中で遊べるのが最高。弾幕STGはなおのこと終始気が抜けないから鍛えるのに良い。ただ、体調の影響を受けやすいジャンルでもある。
STGは色々言われるジャンルになって久しい。弾幕STGの登場によって普通のSTGは駆逐されただの、一見初心者お断りになっただの。それは結果論の一つとして正しいとは思う。しかし、それだけではないとも思っている。
熱心なゲーム好きほど遊びごたえある方に行くのはジャンル問わず必然だ。それは弾幕STGに限った話ではない。格闘ゲームだってより強い対戦相手を求める。本質的に変わらない。相手が対ゲームであるか、対人であるかくらいの違いしかない。
一見さんお断りにしても、それは個々の食わず嫌いでしかない。一度でも遊んでみれば分かるが、当たり判定が小さいので適当に動かしても結構回避できる事は少なくない。まぁ、見た目が美味しそうに見えない料理は食べる気はしないだろうけど、見た目と内容が一致しないのは現実でも結構よくある話。
ここまではゲームとしての見た目と、ユーザー側の一方的な心理的障壁の問題。何度も書くが他ジャンルでも同じ事は大なり小なりある。
もう一つの問題は弾幕STGと比して普通のSTGの新作がほぼ出ていない事。
弾幕STGに否定的なSTG好きの人ほどこの問題をどう思ってるんだろう。弾幕STG好きがSTG好きの中で少数派ならば、なぜ普通のSTGの新作が出てこなかったり盛り上がらないのか。
個人的な見解としては、弾幕STGは作る側も遊ぶ側も熱意の平均温度が高く、普通のSTGは少なくとも遊ぶ側の熱意の平均温度がそれに比べて低い。加えて縦STGに横STGなどゲームが多様でそれぞれに好きなユーザーがいる。逆に弾幕STGは縦STGが基本でフォーマットは決まっているとも言える事。つまり、弾幕STGは狭く深く掘り下げた結果、一定の固定ファンを獲得および維持できたため生き延びたとも言える。普通のSTGは盛り上がりに欠け、加えてビジネス的にお金にならない。変化や進化が小さかったため特に何も変わらなかったのかもしれない。
弾幕STGの簡単にクリアできないというのも裏を返せばゲームとしての寿命が長いと言えなくもない。簡単にクリアできない伝説のゲーム、みたいな事を言っておけば知名度は残るし、好奇心でとりあえず手を出してみる人もいるかもしれない。誰にも語られないゲームは知名度も低いので遊ばれる可能性も低くなる。知らないゲームは遊べない。
適当に連々と書いているうちに思ったが、普通のSTGとの差別化をしていくうちに独自進化を遂げたと思えばSTGと弾幕STGはやっぱり同じであり違うものだと。飛べる鳥と飛べない鳥くらいには違う気がしてきた。
なんにせよ、ケツイは面白い。特に今作は力の入れようが半端ないので制作陣の熱意どころか頭のおかしい部分がよく見えると思う。正気じゃない(褒めてる)。
同じ基板の怒首領蜂 大往生もM2ShotTriggersで移植して欲しい。シリーズ出るたびに買い続ける事で順番が来るのを待つよ俺は。
CRYSTARを自分でも購入した話
ゲームのがっこう(ゲームのがっこう校長) - ニコニコチャンネル:ゲーム
ゲーがく!という番組でCRYSTAR特集の回に、応募者の中から抽選で主役の近藤玲奈さんのサイン入りソフトをプレゼントに当選した話は以前にも書いた。
で、「年内に自分でも買う」と発言したのでようやく購入。右側。開封していない状態のを撮影。
ゲームソフトのプレゼントは初めてだったのだけれど、なんだかわからないが無料でゲームを貰う事に得体の知れない感覚を覚えた。罪悪感まではいかないまでも、申し訳ない気持ちが強く、嬉しいけれどスッキリしない感じが気持ち悪かった。パッケージ版に加え、ましてやサイン入りだしさ。
なので自分でも購入。胸のつかえがとれた思いだ。
やりこみ要素はほぼ無いけれど、だからこそライト・カジュアルユーザーな人におすすめ。ゲーマー寄りの人もストーリーに着目して欲しい。
竹俣紅ちゃん女流棋士引退の報から思う事
会った事は無いが存在を知っている有名人のファンになっても、一方的に思い入れを強くしてはいけないと改めて思う。
なんらかの動きがあるたびに一喜一憂するし、想定外の事になるとパニックになるからさ…。
個人的には無条件に何があっても応援してるとは軽々しく言えない。己の許容範囲の限界が分からない以上、言えないよそんなの。応援していた人物が仮に将来なにかのきっかけで反社会的活動したり、反道徳的な事をしても応援し続けられる人に自分はなれるかと自問自答しても答えが出ない。
今回の紅ちゃんの件も同様で、女流棋士を辞めるのかとネガティヴにも取れるし、将棋より好きな事を見つけたのかなとポジティブにも取れる。両方あるからこそ、喜ぶだけの事もできない。
引退ではなく退会という事なので、「元」女流棋士になるわけだ。つまり戻るつもりは無い、と。それは少なくとも彼女にとって将棋が最重要なものではなくなったという事実でもある。
めんどくさいヤツなのだ俺は。そういうところはドライに割り切れない。どうでもいいと思える事はドライにいけるんだけども。
会える事ができる身近な人だったら直接疑問を質問し、返事を聞いて納得できるところへ行き着く事は可能だが、そうでない場合は確認しようが無いのでストレスだけ溜まってアンハッピーになる。その状態はヘイトが上がりやすいので大変よろしくない。
2018入手CD_26(11月)
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
今年もあと1ヶ月あるのに。
AQUAPLUS「Pure AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS」
SACDハイブリッド版があるのは知っていたが、買ってみたこれはCD版だった。ショック! 俺のチェックミスだったのでそのうち買い直さねば。
ARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANIVERSARY BOX
20枚組
FINAL FANTASY XI / THE STAR ONIONS「Sanctuary」
Akiko Grace「東京 TOKYO」
ERIC DOLPHY「LAST DATE」
Halie Loren「They Oughta Write a Song」(邦題「青い影」)
真・女立喰師列伝 original soundtrack
同名のDVDを注文したつもりがサントラだったでござる。完全に注文ミス。
今月29枚
合計101枚
今年は100枚超えないようにしていたつもりだったのだが、アーマード・コアのサントラ20枚組が出るなんて予定外。
PS4「CRYSTAR」感想
クリアしたので感想をいくつか。
そして興味があればメイキングとかも読むといいかも。
ゲームを作る事に関心が少なからずある人間にとっては、このゲームが基本21名の14ヶ月で作られたというのは興味深い。
その観点があるからこそ、だからこういう作りなんだな、というのが見える。
限られた人数、限られた期間。つまるところ限られた予算内でゲームとしての本質を少しでも高めるために、本質から離れたところは可能な限り良い意味で手を抜く。というのが印象に残った。アセットの再利用ということで、ステージや雑魚敵キャラクターとかは特に何も考えずプレイしても使い回されているなとわかる。
個人的にステージアセットは工夫している印象を受けた。「見たことあるような気がするが、微妙に違うような気もする」という感じだったり。
反面、雑魚敵キャラは姿形の時点で再利用だし、行動パターンも変化は少ない。しかし、後半にいくほど行動感覚を短くする事で積極的に攻撃を仕掛けてくる演出で、厄介だなという感覚を受けやすくなる。単純ではあるけれど効果はある。その仕組みがわかると工夫してるとは言えない気はするけども、そこはまぁ雑魚キャラなので。
アクションそのものについては少し遊んだだけでもダッシュ関連の硬直仕様が気に食わず、快適さという意味では想定には届かなかったが、Ver.1.01により修正が入り、ダッシュ周りのアクションがかなり良くなったのでこのゲームとしては充分だと思う。
難易度もノーマルで通しプレイしたものの、これもこれで悪くはない。ゲームに慣れてくる中盤以降はきちんとレベルを上げて、回復アイテムも潤沢に持っていれば、無理に回避行動や強攻撃をしなくても弱攻撃中心に攻撃を組み立てるだけでクリアできた。
グラフィックも雰囲気あって好みだし、3Dキャラもイラストの雰囲気をもたせようという印象はあるので、イラストと並べなければ文句ない。リアルともデフォルメとも違うキャラ造形は難しいんだろうなという想像はつくけれど。
シナリオに関しては本作のキモだろう。俺は結構好きだった。バッドエンドではないが、ハッピーエンドとも言い難い。しかしながら前向きに終わったので、結果的に良かったと思う。悪魔はやっぱり悪魔だった、というのは終わってみると分かりやすい。
音楽に関しては…正直如何とも。曲単体で聴くと悪くはないと思う。ただ、ゲーム全体として見ると俺にはあまりに印象に残りにくい。シナリオだったり、イラストだったり、ゲーム画面中に表示される断末魔の文字だったり、泣いてる女の子だったり、そういうのに比べると音楽はパンチ力が不足してる感じはあった。
声優については、井上喜久子、井上ほの花の親子共演がとても良かった。これは是非ともゲームをプレイして味わって欲しい。キャラクターとしてもそれぞれの立場がぐっとくる。
やりこみ要素はほぼ無い。ボス連戦くらい。
まぁ、今時やりこむ人が多いかというと、むしろ少ない事を考えればむしろ必要無いと割り切るのも分かる。個人的には上層からスタートして最下層へ向かうモードが欲しかった。ステージマップはランダム生成で、雑魚敵キャラは一定時間で無限に出てくる仕様で。
結論としては、なかなか良かった。泣いてる女の子、シナリオ、キャラデザ、グラフィック、それらをゲームとして成立させるアクション要素。限られたリソース内でそれらのバランスがきちんと取れている。個々の要素を見れば上記のようにあれこれ何かしら言えるけれど、ゲームは完成してなんぼという点から見れば、問題はない。
それと、勝手に約束した自腹購入がまだなので、ボーナス入ったら買います。
最近観た映画「ウォッチメン」(2018年10月11日)
以前、円盤を借りて観たことあるものの、なんとなくまた観たいなと思いNetflixで視聴。
やっぱりこういうジャンルは個人的に好きだなと。バカみたいにぼけーっと見て楽しい超大作も悪くはないけれど、好みという意味では観終えたあとになんか色々と考えさせられる作品のほうが俺は良い。
映画「劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜」(2018年9月29日)
ゲーがく! の視聴者プレゼント
10月23日の放送でフリューのPlayStation4ソフト「CRYSTAR」が特集されており、視聴者プレゼントに応募したら当選した。
ただ、自分でもソフト買うぜと発言したので、新品で買いますよ。…年内までの期限で待ってください。買わなかった場合、誰か言ってください。
アーマード・コアの20周年サントラに思うこと
フロムソフトウェアとして、アーマード・コアシリーズを続ける意思があるのはよーく分かって、嬉しかったんだけれど、正直なところ複雑な気持ちもある。
最後の作品から5年経過し、今回20周年サントラが出て、シリーズを続ける意思がある。とても良いんだけど、気長に待ってて欲しいという文面をまともに受けるとちと気が重い。既に5年待ってるわけでさ、そこから気長にというと昨今のゲームソフトの開発期間を考えれば少なくともこの1〜2年で出る可能性は低い気がしてしまう。3年後以降を想定すると、現行機、つまりPlayStation 4世代での発売は厳しいのではという可能性が出てくる。
ネガティブスパイラルに入るとそもそもなんで出ないのかを勝手に考えてしまう。企画とかプロデューサーやディレクターの適任者とか予算とか開発ラインとか。
LEFT ALIVEやデモンエクスマキナとか、元々さっさとロボットものをやりたかった人は我慢できず外に飛び出しちゃったんじゃないかという憶測をしてしまう。結果、上記のような派生というか亜流のような作品が出るわけで、じゃあフロムソフトウェアとしてのアーマード・コアとはなにか? というところを事実上問われている状況にも見える。それに答えられるものが無いと、新作は出ないだろうな、と。
茨城の名手・名歌手たち 聴きに行って来た(2018年9月8日)
イベントとして、去年より良かった印象。