Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

「センチメンタルグラフティ20周年スペシャルイベント 〜再会〜」に参加した話

 2019年1月19日、一ツ橋ホールへ行ってきました。

 プロジェクトが表向きに本格始動した昨年8月頃から半年足らず。あっという間に駆け抜けた感があります。

 一言で言えば感無量。それ以上でも以下でもない。出演者、参加者、関係各位がやりきった感がある。まさに一体感という言葉を象徴するかのような一日だった。

 自分の座席はA席5列目26番。客席側から見て前方の右側。ほとんど側壁側通路沿いで音響的には微妙な気もするが、通路へのアクセスしやすさや、やはり前方だけあってステージが結構近いというアドバンテージは大きい。

 イベントとしては会場セッティングに時間がかかり、開場時間が押した程度であり、階段で待っている間はアナウンスが無く、ちと不満だったけれど終わってみれば些細な事よ。結果オーライだ。

第1部

 開始直後の各キャラ映像とボイスで順番にキャラ紹介の演出は良かったけども、拍手のタイミングはちょっと微妙に掴みづらかった印象がある。沢渡ほのかの時とか拍手しそこねるかと思って冷やり感があった。

 また、ステージ上での生アテレコは素晴らしかった。観客を前にしてもキャラを演じきる集中力、映像トラブルが起きた時にとっさのフォロー&リカバー、そして技術面ではスピーカーからの音声にも関わらずほとんどリップノイズが分からない。少なくとも俺の耳で判別できた箇所はさほど多くなかった。

 ミニゲームはとにかく笑いあり笑いあり。楽しければそれで良いのだ。多部田さんと濱田さんの場つなぎ話もテンポ良く面白かった。

 みんなの衣装に関しても素晴らしくて、好みでピックアップするならば第1部前半の西口さんの帽子が可愛かったし、第1部後半では麗子さんのシックな緑が印象的なほどに素敵で、視線の定位置と化していた。

 若干ではあるものの第1部で残念な点を挙げるとすればバイオリンの音くらいで、スピーカーから音が出ているか疑問に思う程度にはほとんど聞こえていなかったように思える。

第2部

 2部に関しては書ける事が無い。最初から最後まで感無量で、言い尽くせぬほどの「ありがとう」という言葉しかない。夢のような時間はあっという間に過ぎていった。バイオリンの音は第1部よりも出ていた。

総括

 スクリーンに写っていた映像はゲームからのものと思われる4:3の画像や映像もあれば、ワイド化された画像もあったり、当時のゲーム映像からにしては違和感を覚えるほど高解像度に見える画像もあったりして、出処はどこなのか気になる…。Windows版の800*600より高解像度に思えるんだけど、気のせいかな。生アテレコ時のメッセージウィンドウはワイドに合わせて作られていたのは一目で気づけた。

 センチメンタルグラフティという作品は、ブームになったり、ピークを過ぎた後は紆余曲折あってグダグダになりつつフェードアウトしてしまった作品だというのは事実としても、未だに当時からのファンの心に何かを残したのもまた事実だし、その後、経緯を知らず新規ファンになった人がいるのもまた事実。そういう人たちのくすぶり続けた、まさにせつない想いが20年という時を経てカタチになったんだなと思うと感慨深くある。日本全国どころか台湾からも来た人もいるくらいだしね。

 濱田さんも多部田さんも本当に精力的に動いてたのも印象に残った。これは完全に個人的な憶測ではあるけれど、お二人ともそれぞれ当時の状況に対して不完全燃焼感があったんじゃなかろうかと、ツイキャスとかシシララTVへの出演時で発言していたのを聞くに、そんな印象を持った。

 まぁ、そんなのは今となってはやっぱり大した事ではない。と思う。客席で「時効!」と叫んでいた人がいたけれど、その通りでさ。20年経ったし、恨み節はもういいじゃん。

 とにかく、イベント全体が終始作品の20周年を祝っている雰囲気だったのが良かったわけでね。それで充分だよな、と。個人的な話をすれば、20年前は地方の中学生でイベントには参加できないしグッズもロクに買えなかった身としては、20年越しにイベント参加が叶った時点で充分なんだよ。

 西口さんが「また20年後」と言って笑いをとっていたけれど、それも今の時点では現実味があるような気がする。個人的には次の20年後まで待ちたくはないので、せめて5年刻みで何かはして欲しいが。妄想を言えば、センチメンタルグラフティ基金とか作って、有志で少額からでも次のイベントに向けて資金を積立たら面白いんじゃね? とかね。

 この再会というイベントで、何かが再開したら…と思ったけれど、それはあまりに他人任せが過ぎるか。

 会場での「俺たちがセンチメンタルグラフティだ!!」という叫びにMVPを贈りたい。

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