自分を持っている人は強い
一般レベルから逸脱した人は、逸脱した分野において凄まじい能力を発揮する。
そこまで到達するともはやブランドや価格は意味をなさない。
当たり前だが、物が分からない人は分かるところから情報を収集する。例えばブランドの有名無名、製品のランクやグレード、価格とか。とにかくアホでも分かる一般的な指標だ。
ただ、その一般的な指標は世間からの評価だったり、メーカー自身から出てくるものであって、個々のユーザーがつける・つけた評価では無い点に注意する必要はある。
単純に、自分自身の判断こそ絶対的なものであり、全てだ。
某メーカーの1本約300万円スピーカーを聴き、「クズ」と発言した人のエピソードを聞くと、そう思わざるを得ない。おかしな箇所の周波数を指摘して、その場で確認したら大当たりだったという逸話が加わるとさらにな…。その人曰く「こっちのほうがいいじゃん」と言ったのが一つ下のグレードである1本約200万円のスピーカーだった、というのもまぁなんというか、高額だからといって全てにおいて完璧なわけではないという証左であり、モノが違うのだから方向性の違いというのも当然ある。
有名ブランドや高額価格は参考にしても鵜呑みにしてはいけない。
ブランドは過去の歴史に意味や価値があるのであって、今現在それらがあるかどうかはわからない。
高額な製品には高額になる様々な理由があるのであって、そこに意味や価値を見出だせなければ買う理由はない。
自分の価値観を明確に持っている人は本当に強い。世間に流されてブレることがない。
ぐだぐだと
インテグレーテッド(プリメイン)アンプと、プリアンプ・パワーアンプというセパレートとの違いというのを感じる事がある。
言ってしまえば求めるところの違いというのが大きいと思う。
限られた筐体に詰め込むだけ詰め込んだインテグレーテッドと、分離させる事でそれぞれに更なるコストを注ぎ込む事を可能にするセパレート。
例えば150万円の予算でmcIntoshのアンプを考える。インテグレーテッドならMA9000が丁度良い。出力は300W*2だ。セパレートならC47とMC452の組み合わせが148万円になる。こちらの出力は450W*2だ。
パワーの追求をするならばセパレートは避けられない。パワーそのものの要不要論は置いておくとしても、己の求めるものを満たすかどうかが重要。
これも例え話だけれど、高速道路で100km/h出すのに軽自動車と、2リッターカーや3リッターカーではどれが快適なのか、余裕を感じるのかというもの。これだけなら出力が大きい方が良いという、もっともな例えなのだが、勘違いしちゃいけないのは誰もが100km/hを要求しているわけじゃあ無いってところ。それ以上を要求する人もいれば、それ以下を要求する人もいるわけで。自分はどのレベルを求めるのかをハッキリしなければ、徒歩数分という近所のコンビニへスーパーカーで買い物へ行く、みたいな愚かな事も当然、有り得る。
例え話はどこまで行っても例え話なので、そこで分かった気になってしまうのはよろしくない。あくまで大雑把な概念の話であって、本質ではない点には注意。
SIMAUDIO 250iを試聴した話
行きつけの店でSIMAUDIOのインテグレーテッドアンプ、250iを聴く機会があったのだが、色んな意味でびっくりした。
・部品点数が少ない
・電源部でかい
・発熱少ない
・RCAケーブル入力でも問題ない
これだけでもひええええって感じだ。
試聴環境は
プレーヤー2: SIMAUDIO 260D
スピーカー: ソナス・ファベール Chameleon T
で、ケーブルは付属品や普通のもの。高価だったりスペシャルなものは一切なし。
聴いた第一印象はとても良い。俺の印象として、ソナスのスピーカーはどちらかといえばクラシック向きというイメージがあったのだが、ジャズを流してもジャズっぽく聴けてしまう。どちらかというとそれはUDP-205の影響もあるとは思う。260Dに比べると音のキレ感があるように俺には聴こえた。260DはUDP-205と比較した場合、どちらかといえば柔らかさを感じる。
今回の組み合わせで考えると、250iと260DとChameleon TでBGM用途として良いと思う。UDP-205にするともう少し「聴くぞ」という姿勢もいける。仮に250i、260D、Chameleon Tの組み合わせでも100万くらいになるが、とりあえずケーブル類を特別なものに変更せずそのままでも問題なく聴ける。
SIMAUDIOの頭のおかしいところは、製品寿命を25年に設定して設計しているというのもある。確かに中を見ると部品点数は少ないし、発熱も少ない。音も良い。そしてこのNeoシリーズはオーディオとしての価格を考えるとお買い得な部類。総合的に考えると、とても良いんじゃなかろうかという結論に。ここまでのレベルでコストパフォーマンスという言葉が似合う製品てそう多くないんじゃないか。
2018入手CD_17
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
同じ楽曲でも、演奏者で全く違う印象になるというのはクラシックの奥深さよな…。
今回、ベートヴェンのピアノ・ソナタ「月光」が収録されたCDを3枚ほど買ってきて以前購入した1枚も含めて聴き比べたのだが、どれ一つとして同じものは無かった。
その上で4枚中2枚を譲った。俺はまた別のを買い足せばいいだけだ。
ウラディーミル・アシュケナージ「ベートヴェン ピアノ・ソナタ「月光」「熱情」「悲愴」」
コブクロ「5296」
T.M.Revolution「vertical infinity」
今回 4枚
2018年 合計34枚
2018入手CD_16
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
今回1枚
2018年 合計30枚
TMD
そもそも、この手のものには知識が無いため懐疑的であり、なんとなく避けていたんだけれども、行きつけの店に行ったらタイミング良く、メーカーが同じでケーブルも同じ製品でこれの施工前と施工後を聴き比べる機会があり、俺の耳には「なんじゃこりゃ!?」というくらいに違いをハッキリ感じられたので、これは試す価値有りと判断。
身銭を切ってでも試そうという気のある人にはオススメしたいし、そうでない人にはオススメしない。
当ブログについて(2018年)
[最近のお知らせ]
特になし。
[当ブログについて]
当ブログは個人的主観で好きに書いてます。 素直に受け取らず、話3割程度で。
[ゲームについて]
特に好きなゲームメーカーはセガ、特に好きなゲーム機はセガサターン。
下記サービスでフレンド募集中
PlayStation Network ID: urumasa
Xbox Live ID: urumasa3730
Nintendo Network ID: urumasa
[音楽について]
昔から音楽を聴くのは好きで、カーオーディオは2014年9月頃。ホームオーディオは2016年7月から開始。カーオーディオだけで済ませるつもりが、気づいた時にはホーム寄りに。なまじ少しばかり音の違いを自分なりに判断・解釈しちゃうので、知れば知るほど奥深い世界にズブズブと…。
好きな音楽ジャンルは、生演奏ならばジャズ・フュージョン系、打ち込みならゲーム音楽。サントラ系も良い。
[映画について]
ハードボイルドやアンハッピーエンドが好み。普通のも観る。最近はドキュメンタリー映画がマイブーム。
[アニメについて]
「カウボーイビバップ」と「Serial Experiments lain」が最高。「ヒートガイジェイ」も結構好き。ガンダムは2000年までのものに思い入れがある。
[読書について]
小説も漫画も、基本的に読みたいものを読む。漫画はできれば完結した作品をゆっくり読みたい派。
好きな作家は神林長平。
2018入手CD_15
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
SEIKO MATSUDA「SEIKO JAZZ」
正直、これはシリーズ化して欲しい。
今回1枚
2018年 合計29枚
2018入手CD_14
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
音楽との予期せぬ出会いがあるのは嬉しい限りだが、それを受容できるだけの資金的な余裕が欲しい今日この頃。今の俺にできるのは不要な出費を削り、必要な出費に回す事くらいだ。
Sophie Milman「Take Love Easy」
以前からアルバムジャケットでピンと来ていたCDであり、内容はSpotifyで聴いてチェックしていたのだが、店で見かける機会があったので購入。
Michel Petrucciani「Michel Plays Petrucciani」
「情熱のピアニズム」という、彼を追いかけたドキュメンタリー映画を観て、とりあえずなにかアルバムを聴きたくなったので購入。夜間の衝動買いができるのはAmazonの強み。
今回2枚
2018年 合計28枚
映画「マネーショート」
Netflixにて。
すげえ映画だった。見ていてゾワゾワ・ゾクゾクした…。
遠くないうちにサブプライム住宅ローンが破綻する事に気づいたからこそ、破綻するほうに賭けたわけだけれど、それはつまり数百万人の不幸な人が発生する事でもある。
読みが当たって勝利すると同時に、被害者達を救済する事ができない問題にも直面してしまう。それを仕方ないと捉える人もいれば、勝利を手に入れたものの何も出来ないという点でクソを売っていたクソ野郎達と変わらないのでは、と苦悩する人もいて、結局のところ大金が動いて勝者と敗者に分かれたはしたが、ほぼ全員がなんらかのカタチで不幸を味わったのではないかという気がする。この事件で幸せになれたヤツがどれほどいるんだろうか。
特に印象的だったのは、「90日以上住宅ローンの返済が滞っている家に行ったら、借り主は家主に家賃を払っているのに、家主のローン返済が滞っている事が判明する」シーン。
借り主からすりゃ、きちんと家賃を払っているのに、住んでいる家を追い出される可能性があるんだぜ…。これは冷静に考えなくてもゾッとする。
一軒家を購入した場合でも、変動金利の影響で返済額が増えた後に支払えるのか、という問題も同様に存在。
この場合、生き残れるのは返済を支払える収入が有る者と、一括で買った者くらい。しかし前者と言えど、その後のリーマン・ショックの影響の余波で無職になった人もいるだろう。そうなると前者も生き残れない。一括で購入した層も無職になった場合、蓄えが無ければ家を手放さざるを得ない状況になる。これだけのトラップだらけでは下流にいる人達は自力で逃れる術なんてまずない。
正直言って、俺自身にとっては当時それほど関心が無かったし、うつ病で引きこもっていた時期とも被るので、ぼんやりと「なんか世界が大変ぽいのかな」くらいだったが、今の俺としては「こんなヤバイ事が実際に起きていたのか」と思わされた。色々と考えさせられる。
映画「情熱のピアニズム」
Netflixにて。
フランスのジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニについてのドキュメンタリー。
生まれた時点で全身骨折、先天的な骨形成不全症のため身長は約1mで止まり、骨が折れやすいため自力で歩行もできない。
デューク・エリントンの影響でピアノを始めたくなり、母親が買ってくれたおもちゃのピアノは即破壊し本気度を知らしめてその後に中古のピアノを購入してもらい、学校に通えないから1日の大半をピアノの練習に費やした。演奏しながら骨折する事も多々あり、それでも弾き続けた。
体格の不利を逆に活かす演奏方法を身に付け、各地を回り、恋愛も沢山し、当時のローマ法王の前でも演奏。
語られたエピソードを抜粋したが、とても密度の濃い36年という人生をあっという間に駆け抜けていったとしか言えない。映画の中でも友人が「TGVのように駆け抜けた」というような発言をしていたのはそれを象徴している。
健常者ではない事をネガティブに考えず、ポジティブに捉え続けたのは本当に凄い。息子の一人に骨形成不全症が遺伝し、父親ほどポジティブに捉えられない苦悩が垣間見られつつも向き合おうとするコメントもまた、色々と思わされるところがある。
映画「坂道のアポロン」
4月12日に観てきた。
仮に、この作品に音楽的要素が無かったとしたら観ていなかっただろうという事は言える。
アニメ版は過去に一周観ていたけれど、細かいところは失念していた。が、概ね似たような感じで進行していく。「あー、そんなシーンあったなぁ」というところは結構出てくる。
注目すべきはやはり音楽シーン。演奏と選曲。
「My Favorite Things」と「Moanin」は絶対に外せない。とにかくそれが骨子だ。でなければ昨今邦画で溢れんばかりの単なるティーンが主人公という、ただの青春恋愛映画の一つになってしまう。
正直なところアニメ版は渡辺信一郎監督というだけあり個人的に期待が大きかった分、ストーリーは突飛な部分の少ない青春と恋愛で、音楽要素を抜いたらそれほど良いという印象も無かったのだが、今回の実写映画が2時間で割とすんなりまとまっていて、機会があれば再度アニメ版を観て、なにかを確認したい気持ちにはなった。
ユッコ・ミラー ライブ in 水戸 ガールトーク 2018年4月9日
2018年4月9日、ユッコ・ミラーが再び水戸に来るということで行って参りました。
水戸のガールトークは何年か前より名前を知っていたものの、行くのは初めて。昨年もここでライブがあったものの、諸々重なり参加できず。今回は情報を知った時点でスケジュールを決め打ちして調整。
最近は母がすこーしだけJAZZに興味持ってくれたので二人で参加。そして事前に1st、2ndアルバムを購入して予習と、準備はしておいた。
JAZZの定番JBLスピーカー。今のじゃなくて昔のというのが良い。今のJBLは…なので。
調べたところMI-632Aかな?と。
俺が今愛用してるJBL S101と同じ頃の時期であり、1987年前後に発売された製品。
ライブ自体に関してはとても良かった。
少なくともユッコ・ミラーは映像メディアで見るのと同じキャラでやってるのは色んな意味で凄い。髪はどピンクだし、きゅるぴかーな喋りと声はそのまま。それでいて吹き始めたら、そんな容姿からは想像できないような演奏。ジャズライブを観る経験がほぼないから度肝抜かれた。サポートメンバーも2ndアルバムのレコーディングメンバーでありツアーを一緒に巡ってるくらいなので息もピッタリ。
間に休憩を挟んだものの、約三時間も楽しい時間を過ごせた。母も楽しかったようでなにより。
ガールトークさんの食事も美味しくて良かった。在庫切れで食べられなかったティラミスは次回の楽しみにしておく。
ライブにはライブの良さがある。改めてそう思った日であった。
2018入手CD_13
「一応の水準で鳴っているなら、装置に金をかけるよりレコードを1枚でも多く買いたまえ、名曲を聴きたまえ。さんざん装置に金をかけた私が自分の愚かさを痛感して、これを言う。」
「どんなレコードを所持しているかは、どんな装置を持っているかより、はるかに恐ろしいことを銘記してほしい。君の部屋で鳴っているのは装置の音ではなく、きみの全人生、音楽的教養そのものの音だ」
「若いうちにこそ、できるかぎりいい音楽を聴きこんでほしい。俗曲なぞ年をとればいくらだって聴けるのだから」五味康祐
デスエンドリクエストの限定版がサントラ付属だったのを忘れるところだった。
限定版をあえて避けたい自分としては、欲しいゲームのサントラが限定版付属のみだと辛さも若干あるのが悩ましい。
「購入したゲーム -> 面白い! サントラ欲しい! -> サントラ購入」
という流れが出来ず、
「欲しいゲーム -> サントラは限定版のみ付属 -> 限定版を買うしか無い!」
対象となるゲームのサントラが欲しいと思った時点で限定版を買うしか無い。基本的に限定版は予約推奨なので、ゲームそのものの発売前にだ。
CD自体が売れないこのご時世に、ゲームのサントラなんてジャンルは更に数が売れないから、メーカーが低リスクでサントラを出すのは限定版同梱が無難なんだよね。音楽を聴けるのはゲーム発売と同時なので、色んな意味でユーザー側のリスクは上がる。ゲーム自体の良否、音楽が本当に自分の好みか、限定版の金額。それでも手に入らない可能性を考えたら購入せざるを得ない場合もある。
今回1枚
2018年 合計26枚