Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

ぐだぐだと

 インテグレーテッド(プリメイン)アンプと、プリアンプ・パワーアンプというセパレートとの違いというのを感じる事がある。

 言ってしまえば求めるところの違いというのが大きいと思う。

 限られた筐体に詰め込むだけ詰め込んだインテグレーテッドと、分離させる事でそれぞれに更なるコストを注ぎ込む事を可能にするセパレート。

 例えば150万円の予算でmcIntoshのアンプを考える。インテグレーテッドならMA9000が丁度良い。出力は300W*2だ。セパレートならC47とMC452の組み合わせが148万円になる。こちらの出力は450W*2だ。

 パワーの追求をするならばセパレートは避けられない。パワーそのものの要不要論は置いておくとしても、己の求めるものを満たすかどうかが重要。

 これも例え話だけれど、高速道路で100km/h出すのに軽自動車と、2リッターカーや3リッターカーではどれが快適なのか、余裕を感じるのかというもの。これだけなら出力が大きい方が良いという、もっともな例えなのだが、勘違いしちゃいけないのは誰もが100km/hを要求しているわけじゃあ無いってところ。それ以上を要求する人もいれば、それ以下を要求する人もいるわけで。自分はどのレベルを求めるのかをハッキリしなければ、徒歩数分という近所のコンビニへスーパーカーで買い物へ行く、みたいな愚かな事も当然、有り得る。

 例え話はどこまで行っても例え話なので、そこで分かった気になってしまうのはよろしくない。あくまで大雑把な概念の話であって、本質ではない点には注意。