Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

ISOTEK AQUARIUSの電源ケーブル交換

 注文していたケーブルが完成したというので先週末に受け取った。

 今までは日本国内流通モデルに標準で付属しているケーブルの

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 EVO3 PREMIERを使用していたが、今回それを

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 FURUTECH FP-3TS20ケーブルと、端子側を同FI-32(R)、FI-28M(R)の組み合わせたものに変更。

 パワーコンディショナーのケーブルなので、電気的には上流。オーディオ的には末端にあるスピーカーと正反対であり、要するに対極の位置にある。

 なので、当然アンプの電源ケーブルやスピーカーケーブルほどの大きな変化は見込めない、というのは予想可能。これで大きな変化があったら使用している電気が良くないという可能性は大いにあると思う。コーヒーや紅茶だって水道水をそのまま使うよりも、良い天然水や、きちんとした浄水器を通した水で作るほうが比して美味しいわけで。オーディオもそういう面はある。クルマだって質の悪い燃料よりも、ある程度の質の燃料にしたほうが燃費もパワーも設計した値に近くなる。エネルギーというのはそういうものだと思ってる。ただ、どこまでの質を求めるかはまた別の話。レギュラーエンジンにハイオク入れて、なにかしら効果が出たとしても価格差ほどのリターンは無いのと同様。

 で、個人的な感想。

 性能の底上げと、ピーク性能の引き上げには寄与するんじゃなかろうか。今回同じケーブルにした友人曰く「よくわかんね」と言ってた。それも正解だと思う。比較して聴いても変化したと感じる人、感じない人も出るし、そもそも比較しない限り分からない世界でもある。多分、こっそり交換されたとしても気づける人って、1000人に1人とかそういうレベルじゃないと思う。もっと桁が大きい気がする。俺は比較して微差を感じたけれど、比較しなきゃわかんないし、もちろん気の所為とか思い込みの可能性もある。盲検試験で判別できる気がしない。

 こういうレベルの変化だとしたら、どっかのブランドみたいに数十万以上とか数百万円の価格をつけているのは正直どうかと思う事もある。近似の性能を持つケーブルを部品単位で購入し、プロに組みを依頼してもせいぜい数万円から十数万円で収まるだろと。

 ただ、アンプやスピーカーやプレーヤーと違って部品点数が少ないという事を考えれば、ケーブルというのは少ない部品ゆえに個々の品質を追求するのも有りだし、追求しないのも有りの分野だと思う。乱暴に言えば、とりあえず繋いで問題なく動作すりゃそれで良いとも言えるわけだから。

 奥深きオーディオの世界。