Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

MORI LOG ACADEMY 12巻より引用

 僕が今まで生きてきたなかでは、いかに「諦めるか」ということがとても大事だと思わされたことが数多い。子供たちに教えるならば、この「諦め」の判断である。別の言葉でいえば「引き際」だ。引き際を誤らないことが重要。
 ここで「諦める」のは、「方法」である。そのやり方ではもう駄目だ。同じ方法を繰り返すな、という意味。そうすれば、すくなくとも同じ「目標」をまだ諦めずに済む可能性がある。別の道を徹底的に模索すること。そして、それを試したり検討して、そのうえでやはり駄目だと判明したら、それは「不可能」と見極め、いち早く撤退し、目標を修正すべきである。
(中略)
 もし、最終目標を諦めたくなかったら、方法、時期など、ほかのすべてに対して妥協する柔軟性を持つべきだ。ついその場その場の見栄や完璧主義が、この柔軟性を失わせるので、常に自分に注意している必要があるだろう。