PS4「BLUE REFLECTION」
発売日に購入して、時折思い出したようにチマチマとプレイし続けてようやく先日クリア。
俺個人の印象としては、男目線から見た女の子の学園青春モノだったなぁと。
・グラフィック
端々に良さと未熟さが混じってる感じはある。影とか「こういうレベルなんだね」という印象。移動できるエリアも勝手に思っていたより狭い。予算とそれに伴う技術の詰め込みは余り感じられないけれど、酷いグラフィックでもなければ凄いわけでもない。
岸田メル先生のイラストと3Dキャラの差は確かにあるけれど、クオリティとおそらく潤沢とは言い難いであろうコストの面から可能な限り雰囲気を維持したまま3Dキャラとして落とし込んだのは評価したい。
・UI
一枚絵で見たら割と好きなセンスだったりするけれど、操作してみると煩雑に感じるところもある。
・難易度
NORMALで遊んだけれど、特に問題なく進む。少なからずゲームを遊んでいる人からすればぬるいくらい。ぼーっとしてたり、油断してると負けた事もあるけど、それは稀。ゲームシステムを理解していくとより有利に戦闘を進められる。
・カメラ
色々なシーンのカメラ位置はフェティシズムを狙っている感があって、抵抗ない人ならばニヤニヤできる。これはプラス要素。
しかし、カメラアングル固定な箇所が多く、立ち位置によっては見づらかったりする。固定でも違和感の少ないセンスのあるゲームもあるという意味ではちょっと不満点。
・シナリオ
内容は比較的丁寧に感じた。十数人いるキャラクターと個々のシナリオボリュームも、予算感を考えれば納得はいく。
・キャラクター
色んなパターンの女の子がいるので、お気に入りのキャラは出てくるんじゃないだろうか。
・音楽
一番評価したいのは音楽。近年で言えば「いけにえと雪のセツナ」「NieR:Automata」の時もそうだったけれど、公式サイトに行って流れてきた音楽を聴いた瞬間にビビッと来る事がたまにあって、今作も同様の経験からサントラ付属の限定版を購入したわけで。
とにかく表題曲の「BLUE REFLECTION」を聴いて欲しいというのはある。鍵盤や遠くで聞こえる踏切、クルマ、雑踏、色んな音が、曲のテンポと相まってとてもエモーショナルな気分になる。青春時代における、ある種の不安定さってこういう面もあるよなぁと納得してしまう。名曲。
・まとめ
不満点はあれど、概ね満足してる。岸田メル絵と音楽、それで全部オッケーと言える。