Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

実写映画「デビルマン」

 以前から酷い酷いと聞いていたものの、観賞する機会を作らず長らく放置していた。

 近年、Netflixなどで配信されているのを知り、いずれ見るリストには入れていたのだがいつでも見られるから再び放置。

 んでまぁ昨年Netflixで「DEVILMAN crybaby」が配信され、そちらは面白かったわけで、今になってようやく視聴するかと一念発起。

 噂に違わぬ内容だった。納得。2時間観終えてどっと疲れる作品はなかなか無い。

 面白い作品しか観たくないというレベルの映画好きの人は観なくてよい。どれほど酷くても映画は映画なのでとりあえず観るという映画好きは多少の覚悟を持って観るのだ。

 ただまぁ、作品の内容がどうこうというよりも、この作品を観た人や関わった人々のコメント内容を追いかけていくのが面白く、当時の阿鼻叫喚の地獄絵図を想像してゾッとしたり、今だから振り返って恐ろしかったのを楽しく振り返るという楽しみ方ができるという意味で非常に稀有な作品と言える。なんというか、内容は許されなくとも、存在は許されるのかな、と。

 ちなみにこの時期、2004年頃の邦画で自分が見覚えのある作品のうちいくつかを挙げると「イノセンス」「CASSHERN」「スウィングガールズ」「いま、会いにいきます」「隠し剣、鬼の爪」「スチームボーイ」なんかがある。