Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

気持ちだけで未来を切り拓くのは難しい

ガチ恋さんに未来はあるのか?~アイドルと恋愛するには~【ニコニコワークショップ】 - 2018/01/07 18:30開始 - ニコニコ生放送

 ファンという立場からしてみれば、アイドル((声優でもアーティストでもよい)のような表舞台に立って活動・活躍している異性というのは眩しいが故に興味を持ち、結果的に好意を持つのはある意味で当然だと思う。それはタレントや役者も同じ。一度も会ったことがないのに。

 常に自覚し自戒しなくてはいけないのは、「自分が相手に好意を持つ事」と、「相手が自分以外の誰かに好意を持つ事」は当たり前に別の話だという事。

 商売、ビジネス、娯楽、エンタメ、夢を売ってる。様々な言葉を使っていても、頭で理解できていないから心に適用できず複雑な感情を抱える輩が多い気がする。

 ガチ恋の問題として、個々のファンひとりひとりが注ぎ込んだお金や時間に対して見返りを求めようとするからおかしな事になる。もしそれを是とするならば、注ぎ込んだ金額のランキングを作り公表するべきだろう。気持ちの平等は不公平感があるが、数字で見れば絶対なので文句は言えまい。そのランキングに応じて特別扱いするか否かは、運営側の方針次第とすればいい。

 個人的に、注ぎ込んだ金額の多少に関わらず、ファンはどこまでいってもファンでしかない。合法的に近づくには他のアプローチが必要だろう。仕事を依頼するクライアントだったり、活動を支援するスポンサーだったり。要するになんでも良いから相手に見合った部分のある自分になる必要がある。その立場が上か下か、はたまた対等か。それは分からないが、単なるいちファンであり続ける限りどうにもならないと見たほうが良い。相手がキャリアを重ねて知名度が上がれば上がるほど、なんにも変わらない自分との対比で思うところが無いのであれば、距離が縮まる事はまず無いだろう。

 結論として、労せずして何かを得ようなんてのは虫の良い話であって、それはそれとして期待しつつも、並行して労してでも何かを得ようとしなければいけない事の両輪で行動しなくてはならないのだと改めて考えさせられた。