映画「東京無国籍少女」(2015年)
Netflixにて。
尊敬、というよりも敬愛すると言った方がいいのか、大好きな押井守監督の作品。
特に説明もなく始まり、静かに物語が進んで行くので、どこへ向かうのかと思っていたのだが(そもそもの前提として押井映画は100人中95人が理解できるような大衆向けの作品では無い)、ふとしたところからクライマックスに向かって始まるアクションシーンが素晴らしい。
現実の可愛い美少女が銃器を持って美しく戦うなんてのはフィクションでなければできないね。
ラストまで見ての第一印象は「結局、アサルトガールズ(戦う女性)じゃねぇか!」といったところ。
しかしそのアサルトガールズも元を辿ればゴーストインザシェルだしな…。
押井監督の映画はショートカットの強い女性がいてこそなのだと、新作を見るたびに改めて思う。
ベラベラと説明や解説をしている大衆映画に飽きたら押井映画を見ると良い。自分は何も考えずに楽しめる映画が好きなのか、観る側に考えさせる事を要求する映画が好きなのかが分かる。