Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

映画「告白」(2010年)

Netflixにて。公開当時、雰囲気は独特だったので少し気になっていたのを覚えている。

観終わった感想は普通。

つまらないわけでもないし、特別面白いわけでもなかった。

原作がイヤミス(読後、嫌な気分になるミステリー)の元ネタの一つらしいけれど、個人的には嫌な気分にもならなかった。むしろ「で、オチは?」と言いたいところもあったり。

そもそもの「娘を殺されたので、精神的な苦痛を与えて復讐」ってのは俺の好みでは無いのが理由だろう。フィクションであれば、肉体的・精神的に痛めつけた上で、薄れゆく意識の中で後悔とともに死んでいくくらいは欲しい。

原作は未読なので実際どうなのかわからないけれど、少なくとも映画化された本作に関して俺の印象は凡作。役者や全体の雰囲気は悪く無いんだけれど、シナリオと音楽はあまり残らなかったな。