PSP後継機「NGP」
とうとう発表されたわけで。
CPUはARM Cortex-A9 core(4コア)で、GPUはSGX543MP4+(多分名称から4コア)だそうだ。
各ゲームメーカーが行った実機のデモ映像ではPS3のプログラムほぼそのままで動作したらしい(最適化は別だろう)。これはどこまで本当か分からんね。
CPUがARMというのはまぁ納得だろうね。任天堂はゲームボーイアドバンスから使ってるし、AppleもiPhoneやiPadで採用してるわけで。世界で最も使われているプロセッサの一つだ。
画面解像度も今までのPSPで使われていた480*272から4倍ピクセル数である、960*544になった。これに対して多分4コアのPowerVR系GPUで処理。単純に考えれば、GPU1コアあたり480*272の画面領域しか描画処理をしないのでパフォーマンスは期待できる。
無線LANは11b/g/n対応、3Gまで搭載。外出先でも通信可能。
個人的に気になっていたメディアは、やはり専用カードで出すことに。そうだよねぇ…。今は光学ディスクの大容量化よりもメモリの大容量化のほうが進歩早いもんね。
PS3のプログラムも流用できるし、モンハンP3rdも動いたという話もあるようで、互換性もきっちり確保してる。
ただ、ここまで進化しちまうと据え置き機であるPS3の立場はどうなるのかなーと。CPUでCellが負けてるとは思えないが、結果としてPS3に近似した描画処理をしてしまうことから、やはりPS3の足を引っ張ったのはGPUだったというのが分かってしまう…。
例えば、メタルギアソリッド4はレンダリング解像度が1024*768であって、ハイデフ映像ではない。720pにすら届かないのだ。
NGPで再生されたデモがどれだけのレンダリング解像度だったのかはわからないが、NGPの解像度そのままの960*544だとしたら、NGPとPS3の性能差は…。
メディアが専用カードで出すのはわかったけれど、メモリースティック対応はどうなるのか。その辺の話は全然なかったね。
後は本体価格がいくらになるのかということと、3G回線の契約料がいくらになるのかという問題が。
とにかく今年の楽しみが増えたのは間違いない。年末どうなるか。