Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

茨城交響楽団 第116回特別定期演奏会・トヨタコミュニティーコンサート に行ってきた

 2018年5月20日(日)。

 演目はプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」。

 正直、プッチーニは名前くらいでオペラ自体も馴染みが薄い。そういう意味では行ってみるべき機会とも言えるし、音楽監督三枝成彰先生、指揮が三ツ橋敬子氏がいたりして、よし行くかと。

 情報が無い時はミーハーの流れに乗るのもまた一手。行かない理由ではなく、行くべき理由を探すならなおさら。茨城交響楽団から案内が来たのもあったしね。

 オペラそのものついて語るべき言葉は無いのだが、開演前の話に出てきた三枝先生の話がほんのちょっとだったのが残念だったかな。別にトークショーではないので当然だが。

 細かいところでは開演前の話でゴダールの事を「みなさんご存知」という前提で話をしていたのは個人的に驚きだった。有名といえば有名だし、知ってる人は知ってるだろうけれど、観客のほとんどが知ってるのであればみなさん映画の教養があるんだなと考えを改めざるを得ない。

 話を戻して、オペラを観劇した感想。

 一言で言えばなかなか良かった。歌唱は上手かったし、演奏も充分、ホールの音響は普通。

 そもそもクラシックが嫌いではないので、オペラだってそんなに嫌いなものでもないという下地はあった。ただ、オペラは観劇してこそかな、と思ったのも確かだ。基本的にCDとかでオペラを買わないのはそういうところがあるからかも。しかしDVDやblu-rayだったら欲しいかと言うと、あんまり優先度は高くないんだよな。馴染みが薄いからなおさらそう思うんだろうけど。

 内容について言えば、設定を1960年代とした事が俺にはそれほどピンとこなかったので、第3幕と第4幕の間の演出は自分としては微妙なところ。最所にゴダールの話が出ていたのでその影響か。有りか無しかで言えばそういうのも有りだと思うけれど、初心者向けのアレンジがあまり好きではない初心者としては、なるべく下手にいじらなかったもののほうが聴きたかった。

 次回の茨城交響楽団は8月だそうで。シューベルトの「未完成」を演るからちょっとスケジュール調整しようと思う。

 

 余談だが、茨城県立県民文化センターは駐車場の現金払いのみというのを改善して欲しい。いつまで20世紀の感覚でやってるんだろ。