映画「坂道のアポロン」
4月12日に観てきた。
仮に、この作品に音楽的要素が無かったとしたら観ていなかっただろうという事は言える。
アニメ版は過去に一周観ていたけれど、細かいところは失念していた。が、概ね似たような感じで進行していく。「あー、そんなシーンあったなぁ」というところは結構出てくる。
注目すべきはやはり音楽シーン。演奏と選曲。
「My Favorite Things」と「Moanin」は絶対に外せない。とにかくそれが骨子だ。でなければ昨今邦画で溢れんばかりの単なるティーンが主人公という、ただの青春恋愛映画の一つになってしまう。
正直なところアニメ版は渡辺信一郎監督というだけあり個人的に期待が大きかった分、ストーリーは突飛な部分の少ない青春と恋愛で、音楽要素を抜いたらそれほど良いという印象も無かったのだが、今回の実写映画が2時間で割とすんなりまとまっていて、機会があれば再度アニメ版を観て、なにかを確認したい気持ちにはなった。