Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

OPPO Digital新規製品開発終了

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 某所にて受注を絞ったという話などを聞いて、今後どうなるどうするんだろうという話をしていて「高パフォーマンス・低価格路線である以上、値上げはまぁ有り得ないよねぇ」なんて話をしていたんだけれど、潔くスパッと辞めるのは凄い決断だよな。だいたいの会社は市場縮小に合わせて右肩下がりでも事業を継続し続けるイメージなんだが、そういう合理性は中国資本の米国子会社というところゆえなんだろうか。

 残念ではあるけれど、じゃあ価格が上がったとして現ユーザーが付いてくるのか、という問題はおそらくNoなんだろう。ユーザーが減った分を埋めるほどの価格上昇を残ったユーザーに求めるのは負担以外のなにものでもない。コスト度外視で超高品質なものを目指すというメーカーでもないし、そこに食い込んでいくのはそもそも方針自体を変更する必要があるわけで。最初から高価格帯を狙っていたのならばともかく。

 しかしそんなのは普通の人からすれば当然とも言える。誰もが200km/hや300km/hオーバーで走る、数千万円台のスポーツカーやスーパーカーが欲しいわけじゃない。200万や300万円そこらで100km/hちょっと出て、燃費の良いクルマを求めるのだ。品質や価値なんてのは、現実的な価格の前では弱い。100円ショップが良い例だ。だからこそ、価値に対して正当な金額を払いたい層からすれば至極残念な話である。