Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

「世界の亀山」が終焉(追記有り)

シャープの株価が3年半ぶりに400円台へ回復したと思ったら、コスト高から液晶TVの国内生産撤退で「世界の亀山」ブランドが終わりか。

個人的に液晶TVはゲーム用メインでしか使わないのでシャープの液晶TVに興味は無かったものの、「世界の亀山」は一世風靡して一時代を築いた事は知ってるから、そういう意味ではちと寂しい。

しかし、今の液晶TVはモジュール化してしまい、部品の組み合わせでそれなりのものが出来てしまうから、独自性も出しづらいし、その独自性も一般消費者には理解できないし、されないからな…。

だいたいTVの販売にしても日本国内と世界では違うわけで。海外は部屋がそれなりに広いから大画面が好まれるし、お金があればさらにグレードを上げられる。狭いと感じない部屋で小さいTVを使おうなんて思わないだろう。

日本は部屋が狭いから部屋に見合ったサイズを選ぶので製造コストから言えば割りに合わない。

結果として大画面+性能などの高付加価値による価格で売れない。小型画面で中身は上位グレードの性能にしたら日本ではそれしか売れなくなるし、ね。

世界的にTVを売ろうと思ったら、日本国内は低グレード品しか流通しない事になる。

話が逸れたけれども、生き残り続けるためには切り捨てる事もあるだろう。何かを得るには別の何かを捨てる必要がある。全てを背負い続ける事は無理なのだ。そうしないと新しい事もできやしない。

 

追記

国内産撤退を否定との事で。

競争力を高めるために新方針を立てる、という事かなと。