Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。2016年7月下旬からホームオーディオ始めました。

本音と建前と、現実でのバランス

知名度の低いアイドルちゃんほど、「会いに来てくれるだけでもありがたい」というのはある。

そう思う気持ちそのものに嘘はないだろう。が、アイドルも人間であり、霞を食べて活動しているわけではないのはご存知の通り。

必然的に「グッズ等を買い、活動資金を援助する」というのは避けて通れないのだ。

結果として、会いに(応援に)行ったらお金を落とす事が求められる。

イベント会場への交通費、時間帯によっては食費もかかる。その上でアイドルにお金を落とすのだ。これは回数を重ねるほど、バカにできない金額になっていく。

消費活動的に水商売や性風俗、ガチャ課金というか、食事や旅行などの趣味とも本質は変わらないのだけれど、金額を重視しているかどうかで対価を得られる消費活動か、単なる浪費に感じるかが分かれ道だ。

見返りを求めだすと、「ここまでしたのだから、これくらいの見返りがあって当然」ともいう、一方的で傲慢な考えが発生しやすい。

究極的には見返りを求めないのに、「なにか得られている」がベストだと思っているのだが、そこに至るにはハードルが高い。時間もお金も注ぎ込んだ上で、カタチのない満足感のみを得るというのは、とても難しい。俺自身もそうだが、お金の無い貧乏人は目先の金額しか見えず、大局的な見方が出来ないわけで。

結局は目の前のイベントを無理して行って、時間とお金を注ぎ込んで注ぎ込んで注ぎ込んで、見返りなんか求めていないのは理解していたつもりでも、いざ実感してしまうと人によっては耐えられずに狂っちゃう事はある。時々報道されるアイドル関連の、ファンの暴走事件なんかいい例だろう。

 

 

時間もお金もある出資者が娯楽としてきちんとコントロールできるのであれば、ある意味でそれは理想だよね、とは思う。

時間はたっぷりあるけれどお金は無い人々から、なんだかんだと小手先のグッズ販売でお金を回収しなければ成り立たないシステムは今の時代とても厳しいような気もする。

成り立つかわからないけれど、少なからず安定して活動資金を集めるのならばファンクラブ活動などでのサブスクリプションしかないんじゃないかなぁと。

毎月一定額を支払う、その上でお金に余裕がある人はさらにグッズ等を買って追加で資金援助。

ただ、個人でサブスクリプションはシステム構築のハードルがあるが…。

となると地方のローカルアイドルほど、事務所的なものでまとめてしまえば運営もしやすいのでは、と。どのアイドルも事務所経由で仕事依頼ができるし、アイドルグループ毎にサブスクリプションすればトータル金額も増える。さらに事務所でアイドル達をまとめられればレッスン場も借りやすいのでは。

問題なのは運営する側の人間がいない事だろうけれど。

  

色々妄言を書いてきたけれど、個人的に強く思うのは、地方で小さくくすぶっているアイドルは遅かれ早かれ去りゆく運命だろうな、という事。長続きするのは稀だ。

アイドルにしろ、ファンにしろ、多大な時間とお金を消費してしまった事に対して、悔やむ事はあって欲しくない。

個人的には「いい思い出になった」もそんなに好きじゃあないんだよね。俺には否定する事すら否定して、無理矢理にでも肯定しようとしているようにしか見えない。

地方アイドルゆえの魅力もあるのだから、アイドル本人達も、ファン達も、自分をすり減らしてでも必要以上に頑張らないで欲しいんだ…。俺は、デビューしたと思ったら、空中分解して風のようにいなくなってしまったアイドル達がしのびないのだ。新しくデビューするアイドル達は、そういう消えて行ったアイドル達の上に立っているのだから、残された反省材料をきちんと自分達に活かして欲しいわけで。まぁ、勝手な言い分ではあるけども。

どうせ活動するのならば、少しでも長く、楽しく活動して笑顔を振りまいて欲しい。それを撮らせてもらえれば俺自身も楽しいし、多分他のファンもおおむねそうであると俺は思っている。