Morning, Noon & Night

随筆みたいなもの。言えない事もあるけれど、出来うる限り人生オープンで生きていたい。

PSP版「CROSS†CHANNEL」

 PC版もPS2版も買う機会が無く、ようやく機会が巡ってきたPSP版であったけれど、発売日に購入したまま半年以上放置。
 気合い入れて先日プレイしたところ、実質3日でクリアした。…わけだが。


 正直なところ、もっと早く若い頃にプレイしたかったという思いと、心にキズを持つ今プレイして良かったという思いが半々。複雑な心境だ。
 オリジナルが2003年に発売され、今でも語られるゲームだけあって、シナリオの良さが半端じゃない。「Fateは文学」というジョークが出るくらいに独特の文章力でもって熱狂的なファンを持つ奈須きのこ氏が「絶対に超えられない壁」と評するのもわからなくもない。
 コンシューマ移植版ということもあり、エロシーンはカットされていて、せいぜいほのめかす程度になっているものの、やはりエロシーンはあったほうが良かったような印象がある。本編への影響は無く、ただ物語の深みが増す、という程度なのだけれど。


 ノベルタイプのゲームはゲームとしても小説としても、半端なモノと思われがちで、なおかつ価格面でのコストパフォーマンス的にとても価値を見出すのが難しいのだけれど、それでも興味があるのならば是非ともプレイして欲しいと思う。