mcintoshの新しいインテグレーテッドアンプ、日本国内取扱するってよ
という事でエレクトリのサイトを観に行ったらmcintoshのインテグレーテッドアンプのニューモデル取扱いに関する情報が出ておりました。
MA8000 から MA9000 へ(価格は15%ほどアップ)
MA7900 から MA8900 へ(価格は10%ほどアップ)
MA6700 から MA7200 へ(価格は10%ほどアップ)
本国にある、AM/FMチューナー内蔵モデルは取り扱わないようだ。
スペック比較は本国を見たほうが早いものの、個人的にはデジタル周りの強化といったところか。基本的な性能(計測数値)はほぼ変わらんと判断してる。
デジタル入力部がモジュール化されたのは大きい。将来的にモジュール交換による性能向上や入力端子の変更へ対応が可能になるだろう。実際に交換用モジュールが発売されるかどうかは分からないが。
目玉機能はDACが新しくなった(最大2ch 192kHzから、最大8ch 384kHzへ)事でデジタルが強化された点。物理的にはmcintosh専用デジタルケーブル端子搭載と、入力がDSD256対応およびDXD384まで対応した事。
mcintosh専用デジタルケーブル対応により、対応したmcintoshのCD/SACDプレーヤーを所有していればSACDのDSDデータがデジタルのままアンプへ入力可能となる。
DSD256も対応したのでDSDの11.2MHzが処理可能となる。DXD384はPCMのお化け、いわゆるハイレゾでありCDで使われる44.1kHzの8倍である352.8kHzや、DVD等で使われる48kHzの8倍である384kHzに対応という事。量子化ビット数は少なくても24bitは確実に対応してるだろう。ただ、32bit対応かどうかは一応確認した方がいい。
*追記: MA7200のマニュアルで確認したところ、USBは384kHz, 32bit対応だ。同軸デジタルと光デジタル入力は最大192kHz 24bitまで。
前モデルと新モデル、カタログスペックにおける出力部分の差異は少なく、あくまでデジタル入力をどこまで重視しているかどうかが分かれ目だと思う。
今回はあくまで新モデルの取扱いのみなので、今のところインテグレーテッドアンプ4モデル中、唯一変更なしのエントリーモデルであるMA5200がどうなるか。仮に後継モデルが出るのならば価格も当然変わるわけで。価格が上がる理由はあっても、下がる理由は無いので、どの程度の変更で、どの程度の価格上昇なのか。上位モデルと同じように、デジタル入力部がモジュール化されて同様のスペックならば、例えば20%近くの価格上昇も俺としては受け入れちゃうかもしれない。できれば10%程度の上昇で抑えて欲しいというのもある。用途を考えるとデジタル入力の性能は高ければ高いほど気分的にありがたいというのもあるし、より長く使えるかも、という期待も無いわけではない。
他人のレビューが当てになる場合と当てにならない場合
というのは当然あるわけで。
そもそも会ったことも話した事も無い人の価値観が自分と同等である、なんて事は基本的に無いし、それを保証してくれるわけでもない。
世間的に評判の良いものが自分に合うかどうかわからないし、自分が良いと思ったものも世間の評価は低い事も有り得る。
「そんな事は当たり前だ」と答える人が大半だろう。じゃあなぜ自分が評価してみる前に他人の評価が気になるんでしょうね。そこを自覚、理解して他人に説明できる人は思っているほど多くはないのでは。
花*花 「フォープレイ」リリースツアー Live at ペーパームーン in 水戸
夜は水戸市にあるペーパームーンにて花*花のライブを観に、聴きに。
今回セットリストのメモなんてものは取ってない。上述したように観るのと聴くのが目的だ。
兵庫県出身のお姉さま達は歌や曲などの音楽が良いのは当然として、なによりトークがとても楽しい。
始まってすぐに私たちは観客参加型のライブだと言ってたけれど、山下達郎氏のお客は歌わなくてよろしいという話に対するちょっとしたネタかなという気がしないでもない。そこはスタンスの違いだからどうこうというものでもないしね。
しかし、終始ニコニコしっぱなしの楽しいライブというのも凄い。ノリの良い曲もあれば、途中しんみりする話やそこから作られた曲も歌ったのに、行き着く先は「良い曲だなぁ」という。基本的に鍵盤と歌声が中心というシンプルな構成なのだが、二人でやってる事で歌声と音に深みが出て、トータルとしての質が高くなっている気がする。
途中休憩を挟んで、約2時間半のたっぷり幸せなひとときでした。今回、お袋も誘って行って良かった。
今回のアルバムを購入しサインを頂いた。軽く1周聴いたのだが、全曲とも丁寧に作られてるなと感じる。
唐突だが、俺が花*花で一番好きな曲は「風の花」。
ここからは余談で、単なる個人の好みの話。
音響はサッパリわからない俺だが、楽器の音量はもう少し下げ気味にしてボーカルを少し際立たせた方が俺好みかな、というのはあった。
ホワイトノイズや、スピーカーの位置が頭上より上なので音の位置も気になるところではある。しかしそこをどうにかするには諸々コスト面その他のハードルあるので難しい。ダメじゃないけど改善できればもっと良くなるんじゃないかなぁとは思う。
水戸 ペーパームーン: http://papermo-on.org/index.html
劇場版アニメ「planetarian 〜星の人〜」と、衝動的にプラネタリウムへ行ってきた話
Netflixにて視聴。
Web配信版である「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」を先に見るか、当作品だけ見たほうが良い。内容的にはWeb配信版をベースにボリュームを追加して再構成した物なので、当作を見てから配信版を見ると駆け足気味の内容かつ物足りなさを覚えると思う。
と書いている事からおわかりのように、Web配信版の更に上を行く内容だった。
人生の縮図を描かれてしまうと、どうしたってなにかしらの感動作になるって。想いを後世に伝えていくなんてなおさら。
昨夜この作品を見て、いてもたってもいられなくなったので、本日の昼間にウチから最短距離にあるプラネタリウム、日立市の日立シビックセンター 天球劇場へ行ってきた。
色々あって、上映開始3分前に到着。
意識してプラネタリウムを見に行くのなんて人生初かもしれない。
内容も50分があっという間だった。BGMも知ってる人はニヤリとする曲があったり(「ライオン」「君の知らない物語」「スター・ウォーズのテーマ」とか)。解説員の方の生解説も良かった。生解説なだけあって、雰囲気や反応で内容の調整をしているのだろう。それゆえに進行も手動な部分があり、それもまた良い。個人的に気になったのは今回は男性の解説員だったけれど、女性でいい声した解説員の人がいるのであればもっと通いたくなるかもしれない(俺は)。
今夜の星空から話が始まるので、少なくとも季節ごとに行ってみると楽しいのではという印象を持ったので、年内にもう1回か2回は行きたい気持ちでいる。願わくば女性を誘いたいところ…。
投影機はMEGASTAR-IIAだそうだ。
これは買うしかない。
「VA-11 Hall A(ヴァルハラ)」が今までノーチェックだった事を後悔している。
正確にはいつぞやのファミ通の記事でチラッと見た事があるようなぼんやりした記憶はあるのだが、その時はピンと来ていなかった。
昨日はインタビュー記事が出たようだ。
アニメ「アクセル・ワールド」(2012年)
Netflixで視聴。
一言で言えば「ちょっと面白かった」。前半はちょいとかったるさがあったが、中盤で羽のアビリティを奪われるところからちょっと盛り上がった感じ。全体的には黒雪姫先輩がとても良い。黒髪長髪が素晴らしく、ずっとポニーテールだったら良いのに。
しかしまぁ30歳も超え始めると「お、お前は○○!」という見ればわかる事をなんで名前を呼ぶのかというお約束や、いちいち必殺技を大声で言ったり、男女問わずちょっと裸が出るお色気シーンがあったり、ごく普通の定番演出が逆に見飽きている部分もあるので、うーん…というのはある。未来設定でもそこは変わらないのか。だがそれはこの作品に限った事では無いので、マイナス評価にはならない。プラス評価にもならないが。
ログオフするには特定のポイントに行かなくてはいけないとか、このエリアでは痛覚が2倍だとか、心意システムとか、後出しで説明される事について素直に受け止められないくらい狭量になってしまっている俺がいる。
それはともかく、秘匿会話のためとはいえ、異性と有線接続というのはとても素晴らしい。俺もしてみたい(オイ。
iOS 11(watchOS 4も)
iPad AirとiPhone 5sにPublic beta版をインストールして先行で使っていた身としては目新しさは少ないものの、正式公開という事でメイン端末であるiPhone 6s Plusにインストール。
watchOS 4もインストール。使っているのは無印のApple Watchだけれど、心拍数測定と通知がメインなので特に動作の問題も無い。
watchOS4で再生中の曲情報が出るようになったのは嬉しい。以前はコントロールのみの表示だったと記憶している。しかも再生中であれば画面表示時に最前面に出てくるのがなかなか良い。不快にならないのはそれが現在動作中のタスクであるからだろう。
個人的には古いOSを使い続けるリスクよりも、新しいOSが抱えるリスクを取る。新しい方がぱっと見から未知の楽しさが一杯感じられるのが好きだ。サポートにしても古いOSより最新のOSの方が重要度は高いので対応も期待できる。
DQ XI途中経過
細々とプレイ中。
船を入手したり、マルティナと合流したり、水門開けてもらったり。
レベルは30くらい。プレイ時間も30時間くらい。
スキルパネルは選択と集中。使わない武器は除外して使う武器のみ。特技も必要なもののみで、そんなものよりステータスのパラメータ補正スキルを優先。たまにしか使わない特技で大ダメージを与えるよりもステータス補正で攻守のアベレージを底上げ。道中のザコを相手にする戦いは確実に勝てるようにしつつ、強敵との戦いは長期戦に持ち込んで粘り勝ちを狙う。
今作は宿屋に入る頻度が低いくらいには親切。昔のように町から町への移動中にモンスター達との戦いを繰り返し、命からがら町へ駆け込むという、あのヒリヒリした感覚が今のところ無いのは寂しい…。
映画「NAT KING COLE AFRAID OF THE DARK」(2014年)
Netflixにて。
ジャズの巨人の一人である、ナット・キング・コールについて語られるドキュメンタリー映画。
どんなジャンルでもそうだが、最初の開拓者であるがゆえの辛さは、そうでない者には想像する事しかできない。
事実上の黒人差別が残っている時代に、歌手としてピアニストとして名声を得ても、保守的な白人から差別され、また同胞である黒人にも保守的な層からは疎まれ、過激な黒人活動家にはもっと政治的主張をしろと言われ。
結果として彼は家族と、彼の事を好意的に受け止めてくれる人のみに愛されたのだろうなと。あとは隠れファンか。
豪邸を購入したら、近所に住む富裕層の白人から嫌がらせを受けたエピソードのくだりは結構くる。毒の塗られた肉を庭へ放り込まれ、それを愛犬が食べて死ぬとか、芝生を黒人の文字(ニガー)で焼かれたり。よくもまぁ耐えたものだなと。人格者でもあったというのはそういう事なのだろう。
娘でもあり歌手でもあるナタリー・コールも出演している。彼女は2015年末に亡くなったので、親子2代歌手という意味で見てもいいかもしれない。
ナット・キング・コール晩年のヒット曲。
娘のナタリー・コールとナット・キング・コールの音源を元に作られた共演曲。
たかがプレーヤー、されどプレーヤー。プレーヤーだけでも音は変化する。
CDプレーヤーを替えるだけで音が変わる。まことオーディオの恐ろしさよ。
行きつけのオーディオ屋でPioneer PD-D9(発売当時約14万円)とmetronome T2i Signature(発売当時2.2万ドル。軽く200万円以上)で同じCD、同じ曲、同じアンプに同じ音量で比較試聴したところ音が違って聴こえた。さすがに価格差が15倍以上あると同じ機能でも別物。
というか、家電全般に言える事として基本機能が似通っているのであれば価格の差は品質の差として現れる。もちろん、ブランド料とも言える不当な金額はあるが、それでも高額であれば部品も安物より質は良い。
単に聴くだけならば安いのや普通のでも聴けるわけで、そこからは価値観や好みの話になってくる。品質や価値に対していくら出せるのか。そこは今時で例えるのならば、無課金で頑張ってる人達と、無尽蔵と思えるほどお金をぶっ込んでガチャを回し続けている人達が互いに理解し合えないのと同様だろう。
お互いに「そういう世界があるのだ」で終わらせて、相互不干渉としなければ戦争は起きないはず。当事者ではない外野がごちゃごちゃと火種を投げてくるだろうが、そこは無視しなきゃいかんよな。
実写映画「宇宙兄弟」(2012年)
Netflixにて。原作漫画未読。
内容は今時の国内がメインターゲットとして作られている邦画だよね、という感じでそれ以上でも以下でもない。
宇宙に行くのが目的であって、宇宙で何をするかは特に決めて無い。という潔さが素晴らしい。まずとにかく行くのだ、と。
エピローグ直前にナレーションが入ったりして、「あぁ、尺に入り切らなかったのね…」感はあるものの、ボリュームのある原作物を約2時間でまとめるってそういう事だという現実。
加えて変化の少ないシーンで予算を節約し、動きの大きいシーンに予算をつぎ込む。そこは邦画の工夫ではあるが、腕の見せ所でもある。メリハリを付けられればまだいいものの、ダルさを感じたらアウトだ。
面白いか面白くないかの二元論で語るのは難しいところではある。期待して見ればそれほどでもないし、かといって期待せずぼけーっと見る分にはそれなりに人間ドラマやってるしね。
本作品で間違えてはいけないのは、あくまで人間が主役であって、宇宙が主ではないというところではないか。月での活動シーンで効果音使ってるし、月面ではしゃぎすぎだし。リアリティという面で考えれば、真空と言われるくらいには空気がほぼ無いのだから音なんかしないし、仕事でも行ってるんだからハメ外し過ぎるなよと思っちゃう。だから夢に向かう人を描いた人間ドラマとして見た方がいい。
好きか嫌いかという二元論は個人の問題なのでまぁ好きに言えばいいさと思うけど、良いか悪いかという二元論はほんと判断が難しい。どんなものでも加点法か減点法かでガラリと評価が違う事はよくあるわけで。
良くない映画がダメな映画ではないし、ダメな映画ではないとはいえ良い映画でもない。後年、語られる頻度はそう多くないであろう映画の一つとは言えるかもしれない。俺にとって褒める理由がそれほど無い映画ではあるが、貶す理由もまた無い映画なので、なんとも言えない感じで書くしかないのだ。見たい人が見ればいい。
備忘録 - 現在のオーディオ環境(2017年9月17日)
機材とケーブル中心に列挙。音は実際に聴いてみなければわからないし、どれほど細かく書いたところで文章としてはそれほど大きな意味は無いと思ってる。個人の好みもあるし。
同様にケーブルの長さは書かない。機材そのものやケーブルによる音の違いはまだしも、例えば同じ種類のケーブルで3mと5mで音の違いが分かる世界に俺は住んでいない。
記載していないケーブルは量販店で手に入るレベルのものを使用。
ピュア寄りオーディオシステム
スピーカー: JBL S101 (レストア&カスタマイズ品)
トゥイーター: JBL 075
スピーカーケーブル: ONKYO MONSTER CABLE NMC
CD/SACDプレーヤー: Pioneer PD-70
CD/SACDプレーヤー to プリメインアンプ RCAケーブル: Zonotone AC-1001α
CD/SACDプレーヤー電源ケーブル: FURUTECH G-314Ag-15 Plus
プリメインアンプ: DENON PMA-390AE
電源フィルター: ISOTEK EVO3 AQUARIUS
*今後計画していること: アンプは興味の変化か価格上昇が起きない限り2018年夏頃にmcintosh MA5200を購入予定。価格上昇が起きた場合は購入予定時期を前倒しする可能性有り。
サラウンドオーディオシステム
サラウンドスピーカー: MAGNAT Vintage 120
上記スピーカーケーブル: ONKYO MONSTER CABLE NMC
センタースピーカー: YAMAHA NS-C210
センタースピーカーケーブル: ONKYO MONSTER CABLE S16
AVアンプ: DENON AVR-X2300W
主なプレーヤー: PlayStation 4, PlayStation 3
電源フィルター: ISOTEK EVO3 AQUARIUS (ピュアと共通)
*今後計画していること: ゲーム、映画blu-ray(DVD)中心の用途。DENONのハイエンドAVアンプを検討中。現時点で購入時期未定。気持ちとしてはプリメインアンプを先にしたい。映像面まで広げれば、4k REGZAに映像ディスクメディア対応のUHD blu-rayプレーヤーも買う必要があるけども。ゲーム機で映像メディアも再生するとディスク交換が面倒。
PCオーディオ
コンピューター: iMac 5k (Late 2015)
USBオーディオインターフェイス: TASCAM US-1x2
スピーカー: TASCAM VL-S3
スピーカーケーブル: ONKYO MONSTER CABLE XP
電源フィルター: ISOTEK EVO3 AQUARIUS (ピュア、サラウンドと共通)
カーオーディオ
スピーカー: JBL 660GTi
サブウーファー: TS-WX120A
アンプ: JBL PX300.4
デッキ: carrozeria DEH-970
*今後計画していること: 暫定で引いてる配線をやり直したり、高品質バッテリーへの交換、ケーブル変更等の課題は多いものの、ホームオーディオを優先したいので優先度は低い。
MONSTERケーブルが多いのは、好きだからではなく、単に近所の量販店で手に入りやすいというのが理由。NMCなら定価1m/¥1,000という価格も俺の中の基準として分かりやすいから。
茨城の名手・名歌手たち 第27回に行ってきた
と言うわけで行って参りました。
演奏会そのものは良かった。演奏者10人のうち、ピアノが6人、ヴァイオリンが3人というのはちょっと偏り過ぎな気もしたけれど。特にピアノはショパンが4人、リストが2人というのも…。
今回も生演奏を見に行って思った事を簡潔に述べるのであれば、先月の27日における茨城交響楽団の時と同じ。
演奏者側の質と共に、聴衆側の質はどうなのだろうか、と。
演奏者は理想の演奏を追い求め、お金を払って聴きに来てくれる聴衆に恥じない演奏をしなければならないわけで、研鑽を積む必要がある。
それに対して聴衆はどうだろう。お金さえ払えばそれでオッケーなんだろうか。個人的にそれはダメではないものの、かといって安易に良しとするには抵抗がある。
音の反響しやすいコンサートホールなのだから、せめて音を鳴らさない努力はすべきでは。咳をするのは仕方なく、のど飴くらいしか対策は思い浮かばないのだが、さすがにどこかの誰かの所有物であろう鈴の音色が演奏中に聴こえたのはイラッと来たんだけれど、俺だけだったんだろうか。
あとはまぁ、まだまだ無名の演奏家達なので、家族親戚友人知人等の人達がけっこうな割合でいた。司会の宮本文昭さんが質問したところ4割から大きくて5割近くだった印象。
そういう方々が来るのは演奏者の顔を立てての事なのだろうからそれ自体は別に言う事なんて無いのだが、さすがにお目当ての演奏者の出番が終わったら席を立って帰ってしまうのはどうなのか。それは他の演奏者に対して失礼なのでは…と俺には思えたり。かといって聴きたくないものを聴く理由が無いので帰ろうというのもわからんでもない。
各自12分近い演奏時間に対して寝てしまう人ももちろんいる。当然仕方のない事ではあるのだが、それでもやっぱり「何しに来たのか」という疑問は出てくる。聴いてるうちにリラックスして眠ってしまうのはヒーリングとしては良いかもしれん。が、そうなるとやはり「音楽を聴きに来たのか、それとも寝に来たのか」という事になる。普段からクラシック曲を聴いていれば10分程度は大したことないけれど、これも4分前後のポップス慣れしてる人にとってはクラシックを最後まで聴いていられる音楽的体力が無いのも寝てしまう理由の一端ではなかろうか。
拍手なんかも俺にとっては微妙なところで。
俺の中では拍手というのは演奏が終わり、手を下ろし、席を立って観客席を向いて頭を下げたタイミングでするもんだと思っていたのだけれど、手を下ろした時点で拍手が始まるもんだから演奏後の余韻にも浸れないし、拍手が始まっちゃったもんだから演奏者もさっさと席を立ち、頭を下げてさーっとステージを下がっちゃう。
色々あって然るべきという前提で考えても、自分と合わない人がいるというより、先行して行動した人に対し、何も考えずなんとなく合わせようとする人が多すぎるのもどうかと。
ことクラシックの生演奏に関して言えば、演奏よりも一部の聴衆がノイズとなって邪魔をする感覚。